中島みゆきコンサート「歌会 VOL.1」 | 内田祥文のKeep Hope Alive♪

中島みゆきコンサート「歌会 VOL.1」





中島みゆきのコンサートにいつか行きたいと思いつつ、およそ30年という月日が流れました。
ラストツアーも行かず、今回はさすがに行ってみたいと本気で思いましてね、

ファンクラブにまで入って抽選で手に入れたプラチナチケット。



僕みたいな考えの人も多かったようで、昨年からファンクラブに大勢の入会者が増えて、
入会記念品やらの発送が遅れているという謝りのメールがあったほどでした。

ファンクラブに入っても第一希望日は落選し、第二希望日に当選して行くことが出来ました。
いやいや、ホッとしましたよね。

いやね、大学時代の同級生(女子)に中島みゆきファンがいまして、彼女が、
「みゆきのチケット取れないんだよねぇ・・・。」
というのを聞いていて、もうその時点で諦めていたんですよね。

あの頃からチケットが取れないって凄いですよね、今はもっと取れないんだから。
中島みゆき、時代を超えて恐るべしですよ、ホントに。

そうそう、中島みゆきのラストツアーのことを書いた記事があるので改めて。
この時に書いたことまんまでしたね。
行けて良かったな~と。
こちら



で、久し振りに行った国際フォーラム。
何度も行っているのに、今回改めてこのホールの大きさを感じました。

もちろん満席。
海外から駆け付けたファンも多かったようです。

開幕ブザーが鳴って・・・。
会場は水を打ったような静けさに。
コンサート、ライブのスタートでこんなに静かなものは初めてだと感じました。

今までの経験だとアーティストの名前を叫ぶ声が聞こえたり、手拍子が始まったりしてましたが、
中島みゆきのコンサートは映画か演劇を鑑賞するかのように、主人公の登場を
息を飲んで待っているような雰囲気でした。
決して悪い時間じゃなかったです。

中島みゆきのバックミュージシャンって日本のトップクラスが集結しているんですよね。
かつて吉田拓郎が、
「ライブをやろうとしても呼びたいミュージシャンはみんな中島みゆきにいっちゃう」
と話していたことがあります。

日本の音楽業界の第一線で活躍してその音を残してきた百戦錬磨の強者たちが
中島みゆきにスケジュールを合わせているということです。
とても上質な演奏をずーっと浴びているような、とても豊かな時間でした。

その中心にいたのが中島みゆきです。

音源や映像では何度も聴いたり見たりしていましたが、やっぱりライブはいいですね。
「おぉー、中島みゆきだぁー、本物だー」って(笑)

1曲目から圧倒的なヴォーカルとバックバンドの演奏が素晴らしかったです。
MCもね、やっぱり長年ラジオで人気を博していたからあの独特の喋りで観客を引きつけます。
そのひと言ひと言が笑っちゃうと言いますか、やっぱりMCの上手な人のライブは楽しいです。

途中で20分の休憩を入れたのは、自分のやりたいことのセット替えでしょうか。

「夜会のおいしいとこ取り」を見せてくれました。
5曲で5回の衣装替えでしたからね。

アーティストとしてエンターテイナーとしてその見事なまでの表現力で観客を圧倒していました。

僕としての淡い期待は、
①昔の古い失恋ソングを今のバンドで聴きたい
②吉田拓郎が最新アルバムでギターとコーラスで参加した「体温」を聴きたい
 そして拓郎がサプライズでさりげなく後ろでギターを弾いている

まぁー無理だろーなーとは思っていましたが、やっぱり無理でした(笑)
それでも「体温」は聴けたから嬉しかったです♪

今回のコンサートは東京と大阪のみです。
ツアーはもうやらないのでそれぞれ単発でのライブ。
本人の体調?のことも考慮してか、1日あけて翌日という感じでしたね。

今回のこのコンサートで感じたことは、中島みゆきの楽曲というものは、
常に時代に求められてきているんだなと。
いずれの時代でも映画やドラマ、CMの依頼が来ているということ。
MCでも「まさかアニソンを作るとは思わなかった」と話していました。

楽曲も普遍的な【愛】とか【命】を唄っています。
それも難しくないシンプルな言葉、複雑な凝ったつくりじゃないメロディーに
それらの言葉を乗せていくから、我々の心にストレートに入ってくるのだと。

僕の知らない曲もたくさんありましたが、知らなくてもちゃんと歌詞も分かるし、
バックミュージシャンの音量とヴォーカルの音量を絶妙にしていて伝わってきました。

改めて、持っていないアルバムを少しずつ揃えていこうかなと思っています。

良かったとか凄かったを超越したところに中島みゆきはいっちゃってるんだなと。
念願のコンサートに行けて、本当に良かったです。