1月8日は『もちつき』がおこなわれました。
いつもはお母さんの書いているブログを、今回はお父さんが書いております。この行事は、力持ちのお父さんが集まって開催する行事だからなのです。
いつもは「こびとの会」と称するお父さんの集まりは、玩具を直したり行事の準備や片付けをしたりする、いわば夜中にこびとが作業するかのように集う活動をしています。
もちつきは、そんなお父さんたちが表に出て活躍する唯一の行事です。(夏には園行事ではありませんが、お父さんが表で活躍するマス釣りがあります)
お父さんの都合で来られない場合はお母さんの代役もありますが、ほとんどのお父さんが参加しているのに驚きます。
いつもいるはずのお母さんがおらず、大きなお父さんたちが落ち着きなくウロウロしているので、子どもたちはいつもと雰囲気の違いを感じ、なんとなく落ち着かない感じがします。
立派な臼と杵は卒園・在園の方からお借りし、餅米はなんと沖縄の方からご寄付いただいた無農薬の美味しいお米を使います。
いつもは大きな釜を薪で焚いてお米を蒸していますが、10回目となる今年は珍しくあいにくの雨模様となってしまい、今回は急遽、蒸し器を集め室内で蒸すこととなりました。
臼や杵をお湯に浸け準備ができたら、健太先生の話しの後、いよいよ餅つきが始まります。
ちょっと蒸しすぎたのか搗く前に捏ねてお餅ができあがったりもしましたが、最後にお父さんと子どもと一緒に「よいしょー!」の掛け声でもちつきをしました。
できたお餅もお父さんが千切って丸めます。きな粉、ごま塩、餡子に大根おろしを用意して、搗き立てお餅を丸めました。
子どもたちは喜んでいっぱい食べてくれました。用意したお餅は完売です!
西洋の行事だけではなく日本の行事も取り入れて、こうした時節に触れることができるのも、日本ならではのシュタイナー教育を実践するこの園の特徴で、またお父さん同士の繋がりができるのも職場や地域とちょっと違い新鮮です。
1年に1度の大役を終え、お父さんは子どもと楽しそうに手を繋いで帰途につきました。
ということで、今回はお父さんの写真が多めです。
こびとの会 鈴木