道の駅で車中泊を行っている人を見ていると時々、もちろん人はみんなそれぞれ考えが違うからボクの考えで判断するべきじゃないとは思うものの、やっぱりどうしても好きになれない行動があります。

道の駅は基本、車で旅する人たちが休憩したりトイレに行ったり水分や食事を摂ったり、旅先の名物やお土産を買ったりする場所です。つまり、他所であり、我が家ではないのです。当たり前のことですが。ホテルに例えると、ロビーに相当するところ。

泊まる部屋の中なら寝間着でスリッパを履いてうろついたり洗面所でパンツを洗ったり歯を磨いたり、ゴミを撒き散らしたりしても、また外に聞こえない程度になら酔っ払って騒いでもいいでしょう。でもロビーでは、あなたなら、します...?

ところがそんな人が実に多いのです。

もちろん車中泊は宿泊ですから、ホテルの部屋の中で許されるいろんなことは、しないわけにはいきません。ではどこで行うか?
もちろん、ホテルの部屋に相当する場所、つまり、「車内」で、です。
そこだけでしか許されないのです。
その意味で、生活、は、全て車内でおこなえなければいけない、のが道の駅での車中泊の基本だと「ボクは」思います。
といってもトイレだけは使わせていただきますけれど...(^_^;)

ただ、トイレで洗面、歯磨き、洗濯、食器等の洗浄は、してはいけない。
そして、それらは「ボクの場合」、全て、軽四の車内で行えるようになっています。できもしないことを言っているのではないのです。

これらの作業に共通するものは、水。
まずボクの車の小さな調理台には直径10センチの漏斗が埋め込んであり、その水はホースで2リットルのペットボトルに導かれます。これだけの容量があれば一週間程度の生活排水が溜められます。

水を最も多く使うのは歯磨き。コップ2杯程度。それ以外はラーメンの残り汁を捨てるくらいで、洗面も食器洗いもほとんど水を使わないし、従って排水も出ません。
ではどうしてるのか?

アイテムは水を入れたスプレー容器(霧吹き)と、キッチンペーパーあるいはトイレットペーパー。
顔でも食器でもカトラリーでも、これでひと吹きして、紙で拭い取ればおしまい。
食器やカトラリーの場合は状況によりこの工程を何度か繰り返す。別の小さなスプレー容器には台所用洗剤を薄めた水と、無水アルコールが入っていて、適宜使用します。
スプレーのひと吹きは、たっぷり吹いても1~2cc。拭き取った紙はしばらくすると乾いてしまうので調理台等の拭き掃除に再利用したりして、何度も使えます。したがってもちろん排水は出ない(正確には、蒸発する)。
もちろんこれは山歩きで行うやり方です。アウトドア好きの人にとっては日常のこと。
人によってはみみっちいやり方だと思われるでしょうけれど、これらは全て、「車内で行う」ことです。ロビーでみんなに見られるものじゃない。
そうして、例えば汗をかいたら「車内で」裸になって(見られない工夫をして)霧吹きで体に水をかけて、紙で拭き取ると実にさっぱりします。水を浴びるのと違って寒くないし。あと介護用の濡れ紙タオル(ギャッツビーのような)は実に気持ちよくなります。

そのあとヒゲを剃り、髪をなでて、小ぎれいな服に着替えて、

・・・外(ロビー)に出て行くのです。
フルプラ ダイヤスプレー ピストル型 500ml No.500/フルプラ

¥730
Amazon.co.jp