北海道で出会ったある人はボクと同じリタイア組で、東京から一ヶ月単位で北海道を車中泊で回るという事を、もう数年続けているとのことだった。
車内を見せてもらうと、ダッシュボードに小さなカメラを固定していて、いいな!と思ったら運転しながらシャッターを切るのだそうな。ビデオではあとで編集するのが大変だ、とのこと。

でこのひと、よれよれになった北海道のロードマップを持っていて、それには膨大な量の書き込みが記録されていた。白頭ワシの出没する山、無料で入れる露天温泉、うまい料理屋、たまに息抜きするための安くて料理の美味しい民宿、...。

ボクにはそんなまねは決してできない(-。-;)
メモが苦手だし、そもそも字が下手すぎてあとになれば時々自分でも読めなくなる。

そこでボクなりの記録、要するにキカイに代行してもらうこと。
iPadにGPSを接続してログを取ってもらう。
そのままでは見にくいので、これをGISアプリに移して、いろいろ編集して記録とするのだ。
もちろん足跡は克明に記録される。道を間違えて数十キロ走ってからその道を引っ返して右折と間違えたところを左折したり、と、...あまり人に見られたくないほどきちんと、思いやりもなく記録してくれる。

旅の会計は表計算ソフトで簡単に記録している。一日の出発点と宿泊地点、その間で見た主なもの、走行距離。そして大事なのはガソリンを入れるまでに走った走行距離と給油量、給油代金。
これらを元に燃費を計算して表示するようにしている。これを見れば当然エコドライブに必死になる。買い物の金額とその内容も簡単に記入する。酒の出費がいかに大きいか克明に記録される。

GPSによるログは、本当にいい旅の記録になる。というのはこのログにはベースになる地図をいろいろ選べて、例えば衛星写真のうえに表示することもできるのだ。

このGPSはiPad本体のものではなくブルートゥースでiPadと通信するハンディタイプなので、重いiPadは車内において、ポケットにそれだけを入れてログを取りながら山歩きもできる。
そんなログを思い切り拡大していくと、大雪山のロープウェイ駅から山頂までのあの短い距離を、

どれだけ短い間隔で休憩しながらどれだけ時間が掛かって登頂にこぎ着けたか、何合目のあたりでヘタってしまって長時間休憩したか、忘れたくても忘れられない思い出として、残るのだ (-。-;)


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