さて、軽く、どんな感じで働きだしたかかいてみまーす
まず、看護師になるための学校を終えると、免許の試験をまだ受けてなくても、
Candidate à la profession infirmière (CEPI) (看護師見習い)という、身分(タイトル)で働くことができる。
なんせ、こっちは学校始まるのもいろんな時期があるので、年2回、看護師の試験が受けれるんやけど、学校終わってから、試験受けるまではこのCEPIという身分で働きます。
もちろんお給料も発生。時給は1年目の看護師より1ドルくらい安いだけ
できることにちょっとだけ制限があって、例えば口頭指示がが受け取れないので、電話とかでドクターに
「ラシックスいってー」とか言われても、他の看護師に1回電話を渡して聞いてもらわなあきません。
あと、プロトコール使うか使わないかの判断もできひんかな。でもそんくらい。
プロトコールっていうのは、例えば、心臓が痛いっていってる患者さんに(心筋梗塞の疑い)ニトログリセリンをドクターの処方なしに与薬できるっていうプロトコールなら、そのプロトコールを適用するかせえへんかの判断はCEPIにはできひん、ってこと。
もちろん就職にあたっては、履歴書とカバーレターおくって、面接、の流れ。
私の受けた病院では筆記試験はなく、口頭でのテスト(面接の一部)でした。
履歴書は日本みたいに形式が一定ではなくって、とりあえず必要な情報だけ入っとけばいいって感じ
履歴書の書き方もカバーレターの書き方も学校で教えてくれた
こっちでは、リフェランスといって、例えば前の会社の上司とか学校の先生とかの連絡先を
相手に教えて、最終決定する前にその人たちに連絡を取って素行を確認するのが普通みたいで、この連絡先も履歴書に載せたりします。(もちろん上司や先生に合意を得てから)
面接では、まー人事の普通のこと聞かれて、(経験、週末や夜の勤務は問題ないか、休日の確認)
口頭テストでは、
一日のケアの優先順位をきめる
子宮全摘後の退院指導のロールプレイ
•オペ後合併症の症状
•日常生活での注意点 (運動、食生活など)
•傷のケア
•「更年期障害の症状はでますか」
•セクシャリテリー などなど。
心筋梗塞疑いの患者さんのケア
•痛みのアセスメント
•バイタル確認
•ECG装着の指示
•ニトロの与薬 (注意点も言う)
•「患者さんがめまいを訴えています。説明してください」
•バイタル測定の必要性
•ニトロはなぜ3回までしか繰り返せないか などなど。
患者さんに担当を変えてほしいと言われました。どうしますか。
患者さんの家族が詰め所にきて、あなたのことを大きい声で罵倒します。どうしますか。
回復室でのヘルパーさんの役割とは
覚えてるのはこれくらい。面接+口頭テストで45分くらい
雰囲気は和やかでした。
1週間で合格でも不合格でも連絡しますってことで、4日後くらいに連絡きて無事に合格でした。
同じ学校の友達では割と何人も落ちてる人がいて、判断基準はなぞ。
学校でフランス語の下手さ1位2位を争う私が合格したのでフランス語は、そこまでじゃなくても問題ないみたい 笑
あとは2週間の中央での研修(実技と講義)のあと、病棟で19日間のオリエンテーション(ここはプリセプターのシステム)その後21日間の試験採用の期間があって、本採用、みたいな感じ。でも試験採用とは名ばかりで、その後おらんようになる人はみたことない。
こっちで働くのどうー
って聞かれると、日本で働くよりストレスがめちゃ少ないと胸を張って答えられる。
日本で私が働いてた病院は、勉強会で休日出勤(給料なし)があたりまえ、委員会の仕事に研究、
分娩とったらレポート、と、病院で過ごす時間めちゃ長い上に家でもレポート、研究、残業代はめったにつかへんってとこやったので、こっちでは、勉強会はもちろんお給料付き、ピタ始まりピタ終わり、先輩後輩なし、めんどくさい付き合いなし、かなり環境は楽。
でも、なんか、熱く語り合うっていう雰囲気はなくて、みんなさばさば仕事してる感じ。
日本のナースはもっと熱いと思う 笑
ちょっとだけ寂しさはあるけど、このストレスの少なさを考えたらこっちの方が楽かなって思う。
日本って同期がおってくれるからこそ続けられる。みたいなとこあったけど、こっちは仕事として続けられる
病院選び、何にも考えんと実習先の病院ってことで決めてしまったんやけど、そのことについても
またかきまーす
またねー