こうして店を出ると、ちょうど陸からLINEが来た。


陸【終わった?】



 久美子【はい。今ちょうど終わりました!】
                                                   



陸【もう終電ないでしょ?どーすんの?】



久美子【んー。どうしましょう…】


 
陸【次のお店紹介しようか??】


  


私「ねえ愛華。陸さんがLINEでこう言ってるんだけどどーする?」

                   



愛華「陸?誰それ。」

 


え…笑
彼女は興味が無ければ名前さえすぐ忘れる。
さっき出会ったばかりなのに。
きっと彼女の脳内は流卯しか記憶にないのだろう。




私「え、さっきの人!ほら、キャッチの。」





愛華「あー!あーね!キャッチの人ね。んーそうだねー。どうせ行くとこないし!さっきのホスクラめっちゃ良かったし、ホスト初回荒らししよー!」






 久美子【んじゃ、お願いします^ ^】



陸【オッケー。じゃあBolanに向かうから店の前で待っといてー。】




 久美子【わかりましたー。】







私達は陸さんが来るまでしばらく待つことにした。




空からはポツポツと小雨が降っていた。