じごんすからのぞけば。【絵日記】-結婚祝い

私は23歳で結婚した。仲間内では早いほうだった。

結婚して2、3年後に次々と仲間達も結婚。

毎月のように結婚式があり、ご祝儀貧乏^^;。

その翌年から出産ラッシュが始まる。



じごんすからのぞけば。【絵日記】-出産祝い
おめでとう~☆って気持ちと、また抜かされた・・・という複雑な気持ちと両方。
不妊治療を始めてからは複雑な気持ちのほうが大きかったかもしれない。

子供いない=人生が不幸せ。とは今でも絶対に思っていないし、当時も思っていなかったけれど

治療に何度も失敗していると、どうしても「ナゼ自分だけ・・・」という気持ちにならざるを得ない。

1人目2人目と順調に妊娠していく友人たち。

集まって遊ぶときも私だけ子供がいない・・・みんなは普通に接してくれているのに、

自分の殻に閉じこもった私は、どうしようもない虚しさと居心地の悪さを感じる。


人工授精が失敗し続けていた頃は、義父が認知症になり、入退院を繰り返したあと施設に入所。

精神的にも疲れていた。かなりネガティブ思考になっていた。

赤ちゃんと老人、同じお世話が必要な人間を抱えている。

輝かしい未来を持った赤ちゃんを、幸せそうに抱く皆がまぶしかった。


どんな出来事もそうだろうけど、不妊治療もやはり体験してみないとその辛さが分かりにくい。

だから周囲に分かってもらいたい。とは思わないし、皆だって別の辛さや痛みがあるんだと思う。

どんな人生にも必ずあるよね。辛いこと。

だから相手が悩んでいることに対して、「あなたより不幸な人はいるんだから」「まだ○○なだけいいじゃん」と励ますことだけはしないようにしようと思っている。

(私の場合だと「あなたより長く治療している人はいる」「(流産直後に)まだ妊娠できただけいいじゃん」)

根本的に悩んでいることは事実だし、不幸や辛さは比べるものではないのにね。

相手の悩みを完全に理解することは難しいけれど、心に痛みを感じていることだけは分かってあげたいと思う。

それまで他人の痛みに対して鈍感だった自分にとって、「不妊治療」はある意味体験することが出来てよかったと思っている。

おかげで、ほんのちょっぴり思いやりの心が持てるようになった・・・ハズ(笑)。



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