パールを通すだけなのに絶妙な力加減が必要なんです | 三重県松阪市ビーズ教室 VIOLET•AYUはぎあゆみ

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今更聞けないビーズの使い方や工具の事、なんでこうなる?を解決します♪ビーズの種類、技法によって出来ていく物がこんなに違うんだというわくわくを体感して欲しい。ビーズジュエリーを通じて一人の女性としてしなやかな生き方の自覚を見出していきましょう

貴女の内側にある輝きを引き出す

VIOLET•AYU ビーズジュエリー教室

はぎあゆみです





アコヤパールのネックレス修理を
させていただきました







糸が切れてしまい一度お客様ご自身で
直してみたものの糸の長さギリギリで
一つパールが入らなかったとの事









確かに頑張って治そうとした跡が
見られます





端の処理に使うボールチップという

金具とパールまでの間が

隙間がちょっと多いかな?




ボールチップのフックの部分も

傾いています




ここからバラシ作業です



着け外し金具のスライドクラスプは
そのまま使えるので丁寧に外します  









ネックレスの両端の処理の金具は
開け閉めすると金属疲労で割れる為
この子は交換で 




パールを全て外してみると
糸はギリギリを保っていました






かなり傷んでいた事がわかります 


全てのパールを外した時点で
スルッと糸は解けるように
千切れました



もう少し修理が遅かったら
出先でバラバラ事件が発生していたかも






本真珠の重みでどうしても  
経年劣化してしまうのでしょう



そして修理に入ります

ビーズジュエリーの技術で
ナイロン製の4.5キロの
重さに耐えられるという
糸を使っての修理です




教室ではこのような
一本通しのネックレスの場合
端の処理の金具とビーズの間に
隙間を作らないようにと指導しています





しかしこのような8ミリという
大きさの丸玉をキッチキチに
通して仕上げてしまうと



パール同士が軋んでしまい
しなやかさゼロの
ネックレスになってしまいます




なのでわざと端の処理金具とパールの間に
微妙な隙間を作る事で
ネックラインを整えました 






平置きしたときにはボールチップと

パールの間に糸は見えません







吊り下げて持ったとき

パールの重みでネックレス全体が

下がってこの微妙な隙間が出来るように

仕上げる事がコツなのです 





もっと正式な
パールネックレスの仕上げ方は
パール一個ずつの間に
ノットと呼ばれる結び目を作りながら
一つ一つパールを通していく方法があります




私はその技術は持ってないので
ビーズジュエリー作りの技法での
最大限できる力での修理です





パールの中には3本の糸が通っています
所々に結び目も入れながら仕上げました





この本真珠は
お母様から譲ってもらったお品だそう




そんな大切なネックレスを
お預けくださって
ありがとうございます



またしばらくの間は
安心してお使い頂けますよ





フォーマルな一本はそのままキープで
他にも持ってるパールネックレスを
カジュアルにデイリーなビーズジュエリーに
リメイクするのもいかがでしょう?


糸切れのタイミングでの
リメイクされる方もいらっしゃいます













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 癒しのモノヅクリ時間を楽しみませんか?

講師歴22年の経験から疑問をサクッと解決!
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