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シンガーソングライター / 詩作 / 男 / 広島県広島市出身 お問い合わせ wacco1004@gmail.com

みなさま

わっこです。
突然ではございますが予定されていたライブイベントを全てキャンセルすることとなりました。
それに伴い、しばらく音楽活動をお休み致します。
多大なご迷惑をお掛けしてしまい関係者の皆様、本当に申し訳ありません。

本日7月12日、中津川市内の病院にて直腸癌という診断結果を受け、そこそこ進行してしまっているということもあり医師の助言の元、今後はしばらくの間故郷の広島市で治療に専念する予定です。

広島、岩国、福岡と遠征が始まる予定だった7月初旬、大腸内視鏡検査を受けました。
はじめは潰瘍性大腸炎の疑いで検査が始まりました。僕もそう思い込んでいました。
結果は癌の可能性とのことで何本も注射針を刺されたり、変な液体を注入されたりウンチやゲロを院内にばら蒔く粗相をしてしまったりと様々な検査がはじまりました。
これは本当に自分の事なのか?と不思議な感覚で、ただ茫然となされるがままでした。

母の顔を想い浮かべると涙が勝手にちょちょぎれたり、夜になったらオケツが痛くなって眠れなかったり、父の遺影に語りかける奇行が始まったり、そんな心身の悲しみから気を紛らわしたい一心でドラクエ3のアプリをダウンロードし、おかげで始めて1週間程でLv.65まで上げることが出来ました。ありがとうございます。

いろんな希望を持ってここ中津川の馬籠に来ました。
少しずつ英語がしゃべれるようになりました。
ヨーロッパへ行きたい想いが益々募っていきました。
音楽活動も新しい気持ちで楽しめていました。
広島を離れて16年、まさかこんな形で故郷へ戻ることになるとは想像もしていませんでした。
馬籠の自然豊かな風景が、まさか現実の残酷さを色濃く映すものになるとは思ってもいませんでした。
夢はいったん、心に閉まっておくことにします。

生検の結果を待たずして医師からは十中八九癌だと言われていたので、心の準備は出来ていましたし、最後の検査と問診が終わり次第、活動休止について告知することは決めていました。
しかし診断結果について公言するか迷いました。
もしもう一度ステージにたつことができたら、その姿を見て今以上に健康に意識がいく人がいたり、同じ病気で絶望にうちひしがれる人の些細な希望となれたり、それでも俺たちロックだぜとアンチヘルシーを極めるナイスなガイの背中を押したりするかもしれないし、決してネガティブな影響にはならないと思いここに公表しました。

遠征費は全て検査代に飛び、今の職場も8月いっぱいということになり、これから手術、入院と身体よりむしろ金銭的な絶望に潰されそうで深刻な貧困問題を片付けるため、まずは社会復帰を目指します。
癌持ちの無能野郎だろうと雇ってやんよという仏のようなオーナー様、オネシャス。

一連の日々の感想をまとめますと「手術したことないのでめっちゃ怖いっす。あと副作用怖いっす。」これにつきます。

人生史上最もサブい告知ですがそんな中、明日嬉しいお知らせもあります。
偶然が重なり、ある意味神ってると解釈しています。
明日またちょっとだけブログを書きたいと思います。

改めて予定を組んでくださったライブハウス関係者の皆様、足を運んでくださる予定だった皆様、共演者様及び代わりに出演してくださった演者様、この度は大変申し訳ありませんでした。
復帰した際は、どうかまた出演、共演させてください。

広島は大雨で大変なようです。
きっと呼び戻されました。
一緒に頑張ろう。


わっこ