はい今回のブログのテーマは「和田彩花存在論」です。


アイドルというもの見かけるのは画面の中だけ、実際に肉眼で見られるとしても、イベント中だけ、ライブ中だけというのはよくありますね。


私にとってもこのアイドルというものはその間だけ会える時間限定のものでした。



それが今、崩れつつある。それというのも先日の京都新風館でのある出来事がきっかけでした。

そもそもこのテーマにあがった和田彩花という人はアイドルとしては異色であり、時にファンがつくったイメージどおりに振舞うアイドルが多い中、それを自分で壊すという作業を知らず知らずのうちにやっている人なんです。というのも彼女は美術が好きということで某美術大学にも通っているほどでして内面世界に奥深さがあります。同じように内面に奥深さをもっている同じグループのメンバーとしては中西香菜さんや福田花音さんがおりますが、この和田さんに関してはそれを表現する世界が、世界の美術という世間一般、もっとちゃんといえば一流の物に触れてそこから言葉をつむぎだしているんです。


だから彼女の内面世界を私達が垣間見るときそれは、マネやモネ、ルノワールといった私達にも理解しきれていない世界の名作から、彼女による彼女なりの、そしてそれは最近、大学で学ぶ中で、世間一般にも伝わる認められている表現方法で語られるのでより彼女の視点も明確になるし、そのバックボーンには説得力のある表現が使われるようになりました。


これは今回PHP新書から出版された著作

『乙女の絵画案内~「かわいい」を見つけると名画がもっとわかる~』

を読めばきっと分かることでしょう。


この本に関して副題や有名作家の紹介の一文またそもそものテーマ付けに対して切り込んでいくことも可能ですが、私自身まだ全部は読んでいませんし、ただ言えることはこの本はどこから読んでも楽しく作ってあるということでしょうか。(たぶん書いている本人が楽しんでいるから)

 それも含めて批評するのはまたの機会にということにしていきましょう。だからファンのみんなは読むしかない。彼女がリーダーを務めるグループを好きな人は読むしかない。また彼女の属するアイドル群を好んでプッシュしている人は読むしかないんです。彼女の好きを尊重してそれでいて商業的に売れるように作り込む、そうした結果できた作品はこれを読んでその作品を好きになる人はそう多くはないかもしれませんが、冒頭でも端緒を述べた、アイドルという物が私達と同じ好きな物にはとことんはまり込む、そしてそこに独自の世界観を作り上げることができる存在として認識するということなんです。


果たしてこの世の中に自分の好きを商品として世の中に送り込める人はどれだけ居るでしょうか?

その好きを商品にできる形にして、また彼女の見識を広げてくれたプロデューサーの方、またこの本に携わった方々に彼女が素直に感謝の意を述べていることは当然として理解できます。


あやちょスマイレージやって来て良かったね☆


当初言いたかった事とは少々変わったブログとなりましたが、終わりが良いので、では!