修行、終わりました。 | ドッグトレーナーのたまご

修行、終わりました。

ペットのお店での修行(バイト)、終わりました。

想像していた通り、半年の予定が10ヶ月にも及んでしまいましたw

生体販売はしてませんが、
ペットホテルクリニックトリミングサロン物販などが
ある店だったので、本当に勉強になった~。

段々と仕事を覚えてくると、夜勤やホテル業務(犬と接する業務)が減って
接客のシフトが多くなるので、潮時と思い辞めました。

本当にお世話になったのにゴメンなさい…。

犬にとって良いものをカウンセリングして売ろう
という考えのお店だったので、
研修やテストもたくさんあって、色々勉強したので、
タビちゃんのエンゲル係数はかなり上がっちゃいました。

はっきり言って、良いフードの見極めは難しい
ということも、痛いほどよくわかりました。

成分表示だけではなかなか判断出来ません。

「粗たんぱく◯%」って表示されてても、
本当のところのお肉をどのくらい使っているかなんて、
小売にもおしえてくれないところがほとんどなのです。

レシピは企業秘密でもありますから。

ほとんどが「おから」なんてことも普通にあるんですよ。

それを、工場まで出向いて、これならというものを仕入れて、
お客様のニーズに合わせてオススメして…っていうのが、
一つのビジネスモデルであるというのも学びました。

大儲けは出来ないけれど…。

犬でお金をとるということに難色を示す人もいるのですが、
より良いものを与えたいと思う「人」へのサービス
それの対価なら良いのかな…と思ったりもしました。
(犬業界ってとってもデリケートです…汗)



トレーナーを主軸に考える私にとっては、
ホテル業務はかけがえのない経験となりました。

多い時では20頭以上ものお世話をします。

噛むコ、環境が変わってゴハンが食べられないコ、
目が見えないコ、癲癇を持っているコ…。

本当に様々な犬、犬種に触れ合うことは勉強になりました。

トレーニングのさわりを勉強した状態の私。

肩の力がだいぶ抜けて、良い感じで
犬と接することが出来るようになったと思います。

すごく良くわかったことは、十犬十色。
傾向やパターンはあっても、絶対なんてないんだなって。

生き物ですから。

わかっちゃいたけど、改めて実感しました。

一応、資格なんかも取っちゃって、
犬との生活のアドバイスは随分出来るようになりました。

今度はそこで知合いになったトレーナーさんにくっついて歩いて、
トレーニングの現場を見させてもらっています。

そして、やっぱり幼稚園的なスクールをやりたいなと思うようになりました。

別に、他の犬と友好的にワンプロするだけが
「付き合いのうまい犬」ではないわけです。

上手に無視出来るっていうのも大事。

そういう意味で、
犬との接し方を学ばせる
のもヨシ。
運動不足を解消しにくるのもヨシ。
飼い主と離れる時間を持つのもヨシ。
頭を使って満足させるのもヨシ。

目的はバラバラで良いと思うのです。
バラバラでなければおかしい。

基本的には、大抵のところで犬が怯えたり興奮したりせず、
普通にして過ごせるっていうのが理想です。

現状では、心身ともに犬を発散させ、疲れさせるのはなかなか難しいです。

特に都会では。

そういうことが出来る施設が出来たらイイな…。
今は夢の夢ですけど。

ヨーロッパの街では、犬が自然な形で風景に溶け込んでいます。
これはその社会が犬に寛容なだけではなく
犬が人間社会で生きていくのに必要な社会化をされているとうのも多いにあります。

私のいた店の研修で興味深いことを社員のトレーナーさんが言っていました。

サービスとしてお客さんの犬を可愛がるのはイイけれど、
必要以上に興奮させて「この店は楽しい~♪」とさせるのは本意ではないと。

それは、本当にそうだなって思うのです。

タビちゃんは、とてもフレンドリーで良いねと言われることもあるのですが、
ガッとアドレナリンレベルが上がっている状態が良いとは限らないわけです。
これをウハウハと表現しております。

大きな無理をさせず、犬が風景の中に自然にいる社会になったらいいな…。
犬がキライな人に大きな迷惑をかけることもなく。

次の目標が明確になっただけでも大きな収穫がありました。
その道のプロの話が聞ける環境というだけでも、本当にありがたかった。

本当に、本当にお世話になりました。


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