9/27 ソウダよね | 「湾岸釣り人」のしろうと親子釣行記

9/27 ソウダよね


「こんどの週末どうするよ」
とは長男のHARTからの定番のお誘い。
天気予報から日曜日に行くことに決定し、次男のSATSにどうするか聞くと「いいや」とのこと。

HARTは「何か回遊魚が釣りたい」と言うので、ネットで釣果情報等を調べて、館山に行くことに決定。
決めては、 南房総安房地域の日刊紙「房日新聞」の9/25の記事で、
▽館山港、船形、富浦でアジ10―26㌢が1―38匹 (マリンスポット釣吉)
▽砂揚場でソウダガツオ30㌢前後が0―6匹、マイワシ10㌢前後が0―40匹 (太洋釣具餌センター)

砂揚場は作業をしていない時には車横付けで釣りが出来るので楽チンだし以前もソウダカツオを釣ったこともあり期待度は高いのだが、釣れている時期には超混んでしまい半端な時間に行くと入れないんだよなあ。

まあ、もし混んでいて入れなかったら別の場所でもいいかと土曜日の22時前に出発。高速代節約で下道でひたすら南下し、0時過ぎに到着。砂揚場には数組がいるだけでした。釣り座が確保出来たのはいいが、こんなに少ないと釣れていないのではと不安になるのが、釣り人心理のビミョーなところ。まずは車で仮眠。満潮が3時半頃なので2時に目覚ましをセットした。

着いた頃から雨が降り出し、車の屋根を叩き、なかなか眠れない。雨は降ったり止んだりで、雨が止んで静かになると、スゥーっと眠りに入っていく。
(単に寝てれば雨音が気にならないだけかもしれないが)

周りでも釣れている気配はないしのんびりと準備する。
2時半となり少しずつ車が増えてきたがまだ入れないほどは混んでいない。
夜明けまでアジ狙いで明るくなってからはソウダカツオ狙いに移行するのが今回のプラン。アジ狙いなら勝浦方面の方がよかったが、勝浦から館山の移動は以外と時間がかかるので今回は館山だけにした。
しかしアジは全く釣れる気配なし。満潮を過ぎて下げに入るまでは期待出来ないと思いコマセの節約も兼ねて交代で休むことにする。3時半まで私が車で寝てそのあとHARTが休憩。
で、その間、全くアタリなくHARTを起こす必要もなく5時過ぎまで寝ていた。
5時を過ぎ、うっすらと明るくなり始めた。この頃になると護岸には竿が並んで、これからあいだに割って入るのは勇気がいるくらいになっている。

知っている人は知っているって、あたりまえか(^^;)
人が多くなって、明るくなり始めてから、護岸も海中も活気が出てきた。
足元にコマセを撒くとわらわらっとイワシが集まって来たのでHARTが急いで小さい針のサビキ仕掛けを用意して足元に落とす。すぐにアタリがあり、12センチくらいのマイワシが釣れた。でもすぐに仕掛けが見切られたのかなかなかあとが続かない。
私がHARTが仕掛けを投入している場所にコマセを入れて、HARTが仕掛けをゆっくり動かす。イワシがなかなか釣れないっと思ってたら、私のカゴサビキの竿先が絞りこまれた。
慌てて竿を取りアワセを入れると強い引き!左右にも走り、アジとは違うなあと寄せてくるとソウダカツオ!
アジ狙いのサビキでハリスは1号、しかも前回金谷で使ったものなので慎重に寄せて最後は抜きあげた。サイズは30センチ超。タナはアジ狙いでフタヒロくらい、ソウダにしては深いタナで食ってきた。
これを見てHARTもイワシ狙いからソウダ狙いにシフト。
すぐにウキが消し込まれたが、ソウダとは違う引きで左右に走ることもなく、あがってきたのは20センチ超のシマイサキ。
まあいいでしょうと投げ直すと、またすぐにウキが消し込まれた。
また軽い。
先ほどよりやや小ぶりのシマイサキだった。まあこれはこれでね。
ちなみに次もシマイサキで、しかもまた更に小ぶりに。ってなわけでHARTはルアーの準備に。



少しして周りでソウダカツオがあがり始めた。潮が下げはじめたのと活性があがってきたならばとタナを浅くしてカゴサビキを投げ直し、ソウダ用の太ハリスのサビキ仕掛けを探していると、HARTに「お父さん!」と呼ばれた。見ると水面にあるはずのウキが無く、あたったようだ。今回も左右に走るソウダの引き!先ほどと同じくらいの型だった。すでに2匹あげているし、当たりサビキと言うことで太ハリスサビキには変えないことにした。
隣では足元のサビキ仕掛けにもソウダがかかったりと群れがかなり近くにまできている様子。
ならばと、かる~く近いところに投げてみるとウキがなじむ間もなくズボッと消し込まれた。このウキの消える瞬間がたまらないねえ。



一方、HARTはルアーに反応なく、カゴサビキでも釣れたのはシマイサキばかり。5メートルと離れていない隣でやっているのだが、この差はサビキの差?それとも場所の差?
とりあえず左右を入れ替えて投入。これでダメならサビキを変えようと話していたら竿尻が浮き上がった。アタリだ!
こんどこそソウダカツオだ!!

しかし、ここで痛恨のバラし ・・・

まあ、ソウダなら回ってくればいくらでもチャンスがあるさ。
って、気分を入れ替えて、気合いを入れ直したところ、気がつけば近くに砂を積んだ大きな作業船。
船は我々のすぐ右側に着さん、我々の釣り場はギリギリ助かったかと思いきや固定ロープが目の前に張られた。



これからってところだったが、仕方がない。そもそも砂揚場での釣りは、作業が実施されていない時のみ許されるのだから。
ここは、「お仕事ご苦労様です」と移動する事に致しましょう。

移動した先は近くの築港堤防。ここは釣り座までの移動が長いので、荷物は最小限にしようと私がカゴサビキ、HARTルアーのセットだけを持っていく。
釣り座からは砂揚場の作業が見える。



砂揚場に近いし、いい感じなのだが、ソウダカツオの回遊はなく、ウキが消し込まれることはなかった。一方、HARTも今回はソウダに縁がなかったようで、カマス2尾をゲットしただけでした。



帰りも下道で北上。昼飯も簡素に済ませ、高速代と昼食代で浮いた分?でルアーなどの釣り具を購入して帰宅したのは14時半前でした。

さて、ここから第2ラウンドの調理編。
ソウダカツオにはヒラソウダとマルソウダの2種類あり刺身に適しているのはヒラソウダ。これまでマルソウダしか釣ったことがなかったのですが、今回はヒラソウダが1尾混じっていてラッキー!
マルソウダは煮付けとそぼろにしました。
シマイサキはお刺身。イサキだったらもっとよかったのに。
イワシは4尾だけだけど、やっぱり刺身。
カマスは3枚に下ろしてそぎ切りした後皮目を上にして塩を振り、最後に軽~くバーナーで炙り。



アラ汁も作ってなんだかんだで18時過ぎ。休む間もなくて疲れた~(*_*)

でも、ヒラソウダの刺身美味かった!どうせならマルソウダも半身くらい刺身にして比べればよかったかな。シマイサキもカマスも美味かった。

これだから釣りはやめられない
そりゃソウダよね(^^)