ο第三回「動楽亭で江戸噺」四人の出演者に出したアンケートに答えてもらいました。
今日から随時アップします。

※お読みになった方は拡散をお願いいたします。

一番槍は講談の神田阿久鯉先生。

講談って敷居が高い様に思われますが、阿久鯉さんは大違い。
語りが音楽の様にスルスル頭に入っていきます。聴き終わると歴史番組を視た様に溜め息が出る事、間違いなし。
感じて笑って、時に涙。
阿久鯉さんはスゴイよー。

大阪で観る事が少ない江戸講談を楽しめる貴重な機会です。

ではアンケートをご覧ください。

①今回、ネタ出しをした二本の演目。思い出や工夫した箇所を教えてください。

A. 「天明白浪伝  悪鬼の万造」
大師匠(二代目山陽)の得意根多と聞いてます。悪党の中にある軽みを出せるよう読めればと。
「柳沢昇進録 ~光圀公、淀屋との出会い」
これは「水戸黄門記 」にも“雁風呂の由来”としてある話ですが、時の権力者である柳沢吉保が関わる処が趣きを変えております。

(講談は歴史のダイジェストであり、娯楽でもありますよね。紹介文だけでもワクワクしてきました)


②「動楽亭で江戸噺」も三回目。この会での印象的なエピソードはありますか。

A. 第一回の折、偶然にも会場の近くに居り楽屋へ遊びにお邪魔しました。で、第二回から高座の座布団に座らせて頂いております。

(あの時はお手伝いもしてくれてありがとうね。楽屋は「まさか阿久鯉さんがっ?」って驚いた。江戸講談のトップランナーだもの)


③江戸の噺を上方のお客様に披露します。気に掛けている事はありますか。

A. 話の展開のスピード感と、江戸の文化風俗の香りが伝われば嬉しいです。

(なるほど。阿久鯉講談が聴きやすい秘密が理解できました)


④何度か上方へお越しと思います。好きな場所と理由は何でしょう。

A. 大阪城天守閣。
常設展示は講談師として勉強になります。そして、足腰の鍛錬にもなります。

(学習して体も鍛える。素晴らしい!)


⑤上方での楽しいエピソードや思い出、失敗談等をご披露ください。

A. 終電時間が思いの外早く、街中に取り残され途方に暮れました。

(馴れない土地だと尚更ですよね。上方の皆さんは情が厚いですから、お客様や仲間にSOSを出しましょう。私も身に覚えがあります…)


⑥お客様へメッセージをお願いします。

A. 上方講談しか聞いた事ない方も、いや、講談自体に馴染みのない方も、是非是非お運び下さい。
江戸噺の虜になりますよ!


οいいまとめをありがとうございます。
明日は桂米福師匠です。

では詳細をご覧ください!

日時
2016年2月23日(火)・24日(水)
昼の部 13:00開演
夜の部 18:30開演
※両日昼夜ニ公演 開場30分前

会場
動楽亭

大阪市西成区山王1-17-6 
ο地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前駅」1番出口上がり、コンビニ横の階段を登り二階へ

出演
三遊亭圓馬
桂米福
三笑亭夢花
神田阿久鯉

前座
桂慶治朗

お囃子
稲葉千秋社中
(落語芸術協会・24日のみ)

プログラム
ο23日昼の部
慶治朗→口上→阿久鯉→夢花「ドクトル」→休憩→米福→圓馬「幾代餅」
ο23日夜の部
慶治朗→圓馬→阿久鯉「光圀公 淀屋との出会い」→休憩→口上→夢花→米福「妾馬」
ο24日昼の部
慶治朗→口上→米福→圓馬「試し酒」→休憩→阿久鯉→夢花「文七元結」
ο24日夜の部
慶治朗→夢花→米福「御神酒徳利」→休憩→お楽しみ→圓馬→阿久鯉「天明白浪伝 悪鬼の万造」

料金
前売 2,000円
当日 2,500円

予約・問い合わせ
070-2173-2796
(受付時間10:00~18:00)
edobanashi@ezweb.ne.jp
(起きて寝るまで)

今回は予約受付担当・瀧川鯉朝 拝