「動楽亭で江戸噺」出演者アンケートも最終回。
最後はー、こんな人ですー。
棒読み。

後輩の三笑亭夢花…。
敬称付けろ? 「師匠」って呼ばれてる? 真打昇進もした?
知らんがな。
居酒屋で「社長っ!」て言われるようなもんだろ(笑)。

とにかく行動が予測不能でトンパチです。前座時代から手を焼かされました。
そんな夢花なのに、人望と落語の評価は非常に高いです。
オレにも優しくしろよ。

例えると……高田純次タイプ。
何となく分かるでしょ。
落語の神様に愛されているのかしらん。
そんな夢花「師匠」のアンケートをどうぞ。

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①今回、ネタ出しをした二本の演目。思い出や工夫した箇所を教えてください。

A.「ドクトル」は古典落語というのを知らない方が多く、新作落語だと思う様で落語仲間にも殆ど知られてません。
「文七」は江戸の話です。

(ドクトルはナンセンスで面白いよね。演じ手が少なくなっていたところを夢花が復活させた名編。でさ、文七元結のコメント短くない? 江戸の噺って皆知ってるし。電話して追加するかな)

ーーー電話ーーー

追加A.そこが大事なんですよ。三遊亭圓朝師匠作で、歌舞伎の演目にもなりましたから、正に江戸噺なんです。人情噺ですけど笑いを多くして、30分以内でテンポ良く仕上げてます。三年前に浅草演芸ホールでトリをとった時に掛けて、米福兄さんから「あれだけウケれば本望だろ」って言ってもらったんですよ(笑)。それから……。(以下、12分省略)

(喋ると長いなー。確かに人情噺は泣きに重きを置くとクドいんだよね。沢山笑わせて泣かせる演出は大賛成です。ここんとこ高座に掛けて、動楽亭公演に備えてるの? 誉めたくないけど誉めるよ!)


②「動楽亭で江戸噺」も三回目。この会での印象的なエピソードはありますか。

A.やはりお客様の「江戸落語が聞ける」という熱気が特徴的です。

(分かる。我々、高座中はお客様に背中を押される感じだもの。上方のお客様、ありがたいね)


③江戸の噺を上方のお客様に披露します。気に掛けている事はありますか。

A.特に変わる事はございません。落語は全国共通です。

(堂々としてるね。お客様からも、似た事を言われた。気を遣い過ぎると言葉に力が無くなるし。夢花エライ!)


④何度か上方へお越しと思います。好きな場所と理由は何でしょう。

A.やっぱり動物園前でしょ。落ち着きます。下町感が好き。

(同意。しっくりくるね。賑やかで人が沢山いて。古いものと新しいものが渾然一体となってる感じが素晴らしい)


⑤上方での楽しいエピソードや思い出、失敗談等をご披露ください。

A.とにかく安くて、食い物が美味すぎにつきますね。東京では味わえません。

(何であんなに美味しくて安いんだろ? 二キロは太る。お店の開拓もしたいね)


⑥お客様へメッセージをお願いします。

とにかく江戸の噺家の生の落語を聞いて下さい。上方と江戸の違いを楽しんで下さい。


ο笑いの打率の高さは江戸落語界でもトップクラス。ついつい引き込まれてしまう夢花ワールドをお楽しみください。

サービスショット。

タイのムエタイ選手かっつーの。
お客様、筋肉も誉めてあげてください(笑)。

そんな「動楽亭で江戸噺」の詳細は以下の通りです。

日時
2016年2月23日(火)・24日(水)
昼の部 13:00開演
夜の部 18:30開演
※両日昼夜ニ公演 開場30分前

会場
動楽亭

大阪市西成区山王1-17-6
ο地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前駅」1番出口上がり、コンビニ横の階段を登り二階へ

出演
三遊亭圓馬
桂米福
三笑亭夢花
神田阿久鯉

前座
桂慶治朗

お囃子
稲葉千秋社中
(落語芸術協会・24日のみ)

プログラム
ο23日昼の部
慶治朗→口上→阿久鯉→夢花「ドクトル」→休憩→米福→圓馬「幾代餅」
ο23日夜の部
慶治朗→圓馬→阿久鯉「光圀公 淀屋との出会い」→休憩→口上→夢花→米福「妾馬」
ο24日昼の部
慶治朗→口上→米福→圓馬「試し酒」→休憩→阿久鯉→夢花「文七元結」
ο24日夜の部
慶治朗→夢花→米福「御神酒徳利」→休憩→お楽しみ→圓馬→阿久鯉「天明白浪伝 悪鬼の万造」

料金
前売 2,000円
当日 2,500円

予約・問い合わせ
070-2173-2796
(受付時間10:00~18:00)
edobanashi@ezweb.ne.jp
(起きて寝るまで)

今回は予約受付担当・瀧川鯉朝 拝