2017.6.12
このガスりまくりの不完全燃焼のリベンジをしたい。
今日、ロープウェイで降りて、宿で寝て、もう一度ここに来ようと思うとさらに往復分のお金が必要になる。
今は日本で働いてるヨコタくんとはいえ、また往復分のロープウェイ代2600円がかかるのは、中国の物価から考えると高すぎるよなー。
ん?てか、グーグルマップとかでいくと、この張家界の上に、宿が何軒も出て来てたよな、、、
さっきマクドあったから、そこでWiFi拾えたら、ちゃんと確認できる!?
急いでマクドへ。
もう営業時間も終了して、スタッフが掃除中。
それでもWiFiは繋がるみたい。
急いでグーグルマップとマップスミーを立ち上げると、たしかに宿が複数存在する。
見ると、乗って来たロープウェイの近くにもあるっぽい。
急いでバスで元来た道を戻る。
さすが閉園?時間。
ほとんど人がいなくなっている。
あと10分でロープウェイの時間も終わり。
宿はロープウェイか歩いて10分ほどのところにあるみたい。
これは、もし宿に行って、ダメだった場合、アウトかもな、、、
ロープウェイに乗れなかったらどうなるんだろうか、、、
でも、最悪、他にもこの張家界上には宿があるみたいやからなんとかなるかな、、、
とりあえず、その目的の宿?があるところまで歩いていく。
ちょっとした集落になっているのか、麻雀をしてる人たち。
しかし、全然、宿らしきところなんてないんですけど、、、
雨は一層強くなる。
マップ上の宿がある場所に行くが、どうみてもただの民家。
また、地図が間違ってるのか?
その家から人が出て来たから、聞いてみる。
もちろん英語は通じないから、グーグル翻訳で聞いてみる。
何を言ってるかわからない、、、
ここは宿じゃないと言っているのか、、
「いや、ほら、みて!ここ、宿って表記されてるよ!」とか言ってみても、中国語で何やらどうのこうの言ってるだけ。答えがわからない。
なんかガラーンとした部屋にベッドが一台。
なんか、おっちゃんが、ここなら泊まっていいぞ。的なことを言ってるのか?
てか、これが宿なのか?
全くわからない。
なんかメモをしてくれるが、それも何を書いてるかもわからない、、
同じ漢字なのにわからないものだ、、、
いろいろしてくれようとしてる気がするけど、やっぱり宿で寝たい。
ほかに候補があるならそこにするか。。それとも、最悪、まだロープウェイに人がいればロープウェイで下山するか。。
とりあえず、ここは諦めてロープウェイのところへ。
途中にいる野良犬がウロウロ。
この時間は大丈夫だけど、夜中になったら活発になってややこしそう、、、
とりあえず、ロープウェイのとこまで戻ってきたけど、案の定もう人影もなし。
ヨコタ君が、最悪この倉庫で寝る?と提案してくる。
そこは、掃除用のホウキなどがしまわれてる小屋。
ここで寝るのはイヤだな、、、
さっきの感じだと、マップ上の他の宿は歩いて3-5kmほど。
あたりは薄暗くなってくる。
これくらいの距離なら1時間以内では歩けるかな、、、お互い機嫌が悪くなる中、とりあえず宿を探しに歩き出す。
そこへ、野良犬たちが僕たちの後をつけてくる。
あぁ、、ほんま犬イヤやわぁ、、、
今までの経験をいかして、道端の小石を拾って、いつでも牽制できるようにしておく。
歩き出してしばらくすると、あたりはほぼ暗闇に包まれ出す。
すると明かりのあるところへ出る。
なんだか、平屋の宿泊施設らしきところ?があらわれる。
とりあえず、WiFiを借りて、今度はブッキングドットコムで予約して、お金を払うから迎えにきてもらうようにお願いしよう。
なにかの事務所らしきところへ行く。
もちろん英語は通じず、身振り手振りのグーグル翻訳で会話。
とにかく、宿があるべきところになく、困ってるんだと。
WiFi貸してくれ的なことは伝わって、なんとかブッキングドットコムで予約。
ばっちり、ブッキングドットコムのサイトの地図にはここから3kmほどの宿を予約。
すぐさま電話を借りて、電話をかける。
電話に出る宿のスタッフ。
どうも、英語が苦手のよう。
英語が少し話せるスタッフ代わるという。
まあ、僕の英語も似たようなものなのだが。
代わったスタッフの英語も確かに僕レベル。
お互い、単語から何を言ってるか組みとりあう。
僕は、「今、◯◯(ココ)にいる。お金をきちんと支払うから迎えにきて欲しい」と伝える。
が、どうもこのスタッフが言う言葉がよくわからない。
何回聞いても「宿は街中にあるから迎えに行けない」と。
僕の英語がダメなのか?言ってる意味がわからない。
何度も「ブッキングドットコムのマップ上に、あなたの宿はあるよ」と、伝える。
が、「宿はそこにはなく、街中だと。車でそこには行けないから、迎えに行くことはできない」と。
これまでの、マップ上に宿がなかったことを考えると、ありえるかも、、とやっと思えてきた。
昼間にバスの車窓から、宿があるであろう道がなかったこと。
今までの宿がほぼマップと違ってたこと。
ロープウェイなどでしか入れなくしているだろう、ここは独占的な場所。
一般車両が入れたら、みんなマイカーでここに来るだろう。
つまり、この張家界にはロープウェイとエレベーターでしか行き来できず、一般的な宿なんて存在するわけがない。
さっきの集落は、もともとこの辺りに住んでる人たちや、この辺りもここに従事するスタッフたちの寝泊まりする場所なのだろう。
まあ、つまり僕たちは「やってしまった」のだろう。今わかった。
とりあえず、この事務所の人であろう人に、「お金を払うからここのソファに寝させてもらえませんか?」と尋ねてみる。
が、答えは「No」。
そこまで世の中甘くない。
この係りの人らしき人は、「警察に相談しなさい」という。
えー、中国の公安には関わりたくないな、、、
でも、ほかに選択肢はない。
その人の案内で、道を挟んだところにある交番ぽいところにいく。
朝青龍を少しだけ細く、とはいえぽっちゃりせたようなおっさんが対応してくる。
案の定、中国語で何を言ってるのか全くわからないが質問してくる。
連れてきてくれたひとが、大体のことを伝えてくれる。
困った野郎たちだ、、という表情な警察官。
確かにそうだよね、、、
何、勝手な解釈で好き勝手やってくれてんだ、このクソ日本人たちめ!といったところだろう。
なんか、何を聞かれてるかも全くわからないが、とりあえず泊まってる宿の場所やパスポートを渡したり。
とにかく、機嫌悪そうに、めんどくさそうに。。。まあ、そらそうだろうな、、、
朝青龍はいろんなところに電話してる。
何を話してるんだろうか、、、
んー、大ごとになってるのか?
マップでみると最悪、歩くと10kmほどで下山できそうだが、また中国でいうグーグルマップは意味をなさないかもしれないしな、、、
ここは流れた身をまかせるしかないのかな、、、
30分ほど経っただろうか、、、
朝青龍が外に出ろ!と。
外に出るとパトカーが。
え?これはどういう状態なんだ?
パトカーで連行?なんだ??
とりあえず進むパトカー。
なんだか下り坂を進んでるから、下山しているのだろう、、、
しばらくすると、ゲートをくぐり、無事下山。
とりあえずは下界に着いたか!?
なのに、まだ進むパトカー。
どこまで行くんだ?
時折、電話してるポリスメン。
何を話してるんだろうか。。。
しばらくすると、とまるパトカー。
「降りろ」と。
なんだ、なんだ?
同じくライト付けっ放しの対向車がいる。
すると、宿のおじさんだ!
どうも、交番にいるときに、朝青龍たちが宿に連絡して、事情を説明。
下山してそっちに向かうから、お前んとこも迎えに来い。とでもいってたのだろう。
とりあえずよかったぁ、、、
最後にしっかりパトカーを背景にでパスポートを胸に掲げて記念(証拠)写真。
これで公安にマークされてしまった、、、
いやぁ、日本を代表して恥をかいてしまったな。。、あぁ、恥ずかしい
まあ、悪いのは僕たち。
グーグルマップがおかしいのもあくまで無料のサービスだから文句も言えない。
判断したのは僕たちだし。
迎えにきてくれたお父さんも優しいし、怖いと思ってた朝青龍たちも実は結局優しかったし。今のところ、桂林のバスをぼったくろうもしてたババア以外、みんな優しいぞ、チャイナ!
つまり、張家界のような国立公園の上に宿なんてねぇよ!
1枚のチケットで3日間入場可能だが、必ず高いロープウェイを使えよ!ってこと。
物価考えたら高っけぇよな、、、
そういや、途中で会った中国人観光客がツアーで500ドルくらい払ってるって言ってたもんなー。
はぁぁ、とりあえず、一杯飲んで寝るかぁ、、、あぁ、疲れた、、、