ベンジャミンバトン数奇な人生
2008年アメリカ映画
80歳の姿で生まれたベンジャミンは年を取るごとに若返ってゆく。
友人たちの死を、恋人の老いを見つめながら人生を考える映画です。
なんと言ってもCGの凄さがこの無茶な設定に説得力を持たせる。
若返っていくブラッド・ピット。
どんどん成長して大人の女になっていくケイト・ブランシェット。
やがて二人の見た目の年齢は同じくらいになり…。
普通の恋人同士の生涯を描く映画よりも「年を取ること」が際立っています。
SFにすることによってリアルになる物があるんですよね。
ブラピの変身も凄いけどケイト・ブランシェットも自然に年を取っていきます。
最初の時計のシーンもそうだけど、そこにそんなにお金かけるか~ってくらいこだわりますね、ハリウッドは。
で、この「ベンジャミン・バトン」、監督がデヴィッド・フィンチャーというのが驚き。
「セブン」の人ですからね。今までサスペンスばかりだったのに。
人が死ぬ映画ばかり作ってきた人が生きることに焦点を当てて作った、と考えると感慨深いですねぇ。
人生を俯瞰(ふかん)で考えさせられる作品でした。
人生を長いスパンで考えさせられる。
今が楽しい、というだけでは済まない。
僕もあなたも、憧れのあの人も老いていく。
60過ぎの、自分の親世代にも見てもらいたいな。
【その他映画レビュー】
藍色夏恋
アパートの鍵貸します
硫黄島からの手紙
オズの魔法使い
家族ゲーム
河童
ゴッドファーザー
ジャンパー
七人の侍
チェブラーシカ
ノーカントリー
バックトゥザフューチャー
用心棒
ルパン三世 カリオストロの城
レイジング・ブル
ワルキューレ
Android携帯からの投稿