最近映画の記事を書いてなかった反動なのか、ライブ告知もせずにせっせと映画レビュー。
ミュージシャンなんだからライブ告知しなさい!
お前はなんてワルいんだ!
ワルキューレかお前は!
というわけで映画「ワルキューレ」です。
見事に繋がりましたね。
自分の才能が怖いです。
2008年のアメリカ映画。
第二次大戦中、祖国ドイツのためヒトラー暗殺を企てたシュタウフェンベルク大佐をトム・クルーズが演じています。
ドイツでは英雄として扱われているそうです。
ドイツの英雄、完全に英語で話してますけど。
まあハリウッド映画なんでそれは置いといて、なかなかいい映画でした。
シュタウフェンベルク大佐は熱心なキリスト教徒だったらしい。
そのためカルトっぽい宗教に入信しているトムの主演には批判的な声が多かったとか。
まぁとにかくこの映画、
実話なのにすごい緊迫感です。
展開もドラマティックに演出されていて、エンターテイメントとしてもちゃんと成立してます。
監督誰だろと調べてみたらユージュアルサスペクツの人か!納得!
あんたの腕はアンユージュアルだぜ!
…また決まっちゃいましたね。
才能がしとどに溢れ出ている。
ロケ地はほとんどが実際に事件の起こった場所だそうです。一部戦闘で破壊されてしまった建物はCGで再現したそうですが、どれがCGなのか全く分かりませんでした。
トム・クルーズは相変わらずトム・クルーズですがね。
でも、あのトム・クルーズが作戦失敗するなんて!という意外性(笑)。
トムはだいたい映画ではいつもヒーローですからね。結果的に大佐は、戦後ヒーローにはなるんだけど映画では負けてしまう。
うがった見方ですが、その姿は新鮮でした。
国を、国民を守ろうとした英雄がいたことを知るにはいいと思います。
国は違えど市民の為に命を掛ける姿は考えさせられます。
ヒトラーのような虐殺とまではいかなくても、今の原発問題は近いものがあるのでは?
誰かが、
いや、僕らが立ち上がらねば。
正しい知識が必要ですがね。
なんでもかんでも反対!では、理由も知らずに安保闘争に参加してた大学生と変わりません。
でも、シュタウフェンベルクのような人を待ってちゃダメです。
自分がシュタウフェンベルクにならなくちゃ。
だいたいシュタウフェンベルクは…
名前!(`皿´#)
字幕で見てたんで、名前読んでるうちに字幕消えました(´д`;)映画終わってからちゃんとした名前を覚えました。
シュタウフェンベルク!
ハイル・シュタウフェンベルク!
日本人にはそれほど馴染みのない事件ですが予備知識は不要です。
…まさかヒトラー知らないなんて人いないですよね?(-""-;)
独裁者、ユダヤ人大量虐殺の首謀者、そして実は予言者なんて顔もあるそうです。
家族に対して見せる柔和な表情のヒトラーがカラーの貴重な映像で残されていますが、なんとも不思議な気持ちになります。
この人がなぜあんなことを…と。
このワルキューレ作戦のあと、9ヶ月後にヒトラーは自決します。
映画は期待してなかったけど満足です。でもまあ、戦争映画なんでね、悲しいですけど。
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