大寒も過ぎた。大寒波も一息ついたのか、昨日は暖かった。
裏の川。岩には氷の帽子。
朝の気温が-8℃なんて日が続いていたから、昨日のような陽気はこわばった体も伸びる。
朝の洗濯がつらい・・・今時あかぎれやしもやけになりそうだ。氷のような水に手を突っ込みたくない・・・
水がちめたいのだ・・・
この季節は全自動がほしくなる・・・
まだまだ真冬の寒さは終わったわけではないが、体は春へ向けての準備が始まっていて、
それは食べ物の好みだったり、肌の状態だったり、身体の内側外側に表れてくる。
セロリやセリ、春菊や三つ葉といった香りの強い野菜や葉物野菜が食べたくなってくる。
内側へと向いていたエネルギーも、外側へ向けてシフトしつつある。
スポーツジムに通いだして、適度に体を動かし、筋トレで筋量がアップしてきたと同時に、
少し動いただけで身体がポカポカと温まり、すぐにじんわりと汗をかくようになり、
代謝が上がってきたと感じる。
暖かい部屋で入念にストレッチをしてからジムに向かうが、ひとつひとつのポーズは
痛気持ちいい・・・ところを探って、しばらくの時間(数十秒)キープするわけだが、
ふと古い昔の記憶がよみがえってくることがある。
それがヨガのレッスンの中で、「筋繊維は記憶する」という話を聞いてなるほど~と思った。
そして、筋力がアップすると幸福な感覚や快感物質がさらに出てくるという話に、ほお~!と思った。
ワクワクすることが本当に多くなった。ほんの些細なことでもワクワクする。
ランボーロッキーとの散歩もワクワクいっぱいだ。
昨日も住宅街と反対の上の方へ歩いて行って、上下見晴らしの効く場所で伏せさせてそのままマテ。
「マテ」と時々振り向いて言いながら、どんどん歩いて行く。
100m行くか行かないかくらい離れてもまだ伏せて待っていて、
そこで「カム!こい!(どうしてもセットで言ってしまう^^;)」と言うと、一目散に走ってくる。
だいたいロッキーが先頭。アザラシの様な顔(耳が後ろにぴったり)で尻尾を回しながら走ってくる。
ランボーはニカーっと笑いながら走ってくる。
足に激突するくらいの勢いで来るので注意だ。すぐに「シット」で座らせる。
ピタッと座ると、そうしようもなく可愛くて「いいこだいいこだ~」とワシャワシャするわけだが、
ランボーの喜びようがまたいいのだ(^^)
「ヨッシャー!」とハイタッチするような感覚だ。
そんなオビ練ちっくなこともちょこっとしながら歩いて行って、林道に変わる上まで着いたら、
道端の原っぱに座って、持ってきたお茶を飲み、せんべいなんか食べたりする。
ラボロキもそのお茶とおやつをあげる。
帰り道に、彫刻家のお宅の前を通る。ご主人がいらしたので挨拶して山に入らせてもらうことにした。
鬱蒼と暗かった杉の斜面を山の持ち主から買って、杉ヒノキを伐採。
今は落葉樹の多い山へと変わってきた。遊歩道も作っていていつでも登っていいと言われている。
まずは山の神社から入ろう。
急な狭い石階段だから先に登ってな。
私も四つん這いで登る。怖いんだよ~
凍った雪が張り付いてるし・・・
山の神さまにお参りして、さあ登ろう。登るといってもすぐ尾根に出る。
麓を見下ろせば、我が家によく遊ばせてもらう隣のおばちゃんの原っぱも。
尾根で待つ2頭。向かって左側は杉ヒノキの斜面。
尾根を歩いて、山の中に入るとちょっと開けた明るい場所に出て、見上げればカヤの木だ。
カヤが群生している。どういうわけか、カヤの木に呼ばれるなぁ・・・
ラボロキは落ち葉いっぱいの斜面を登ったり下りたりで追いかけっこしている。
途中「やめ」で止めさせる。大きな声出しても届かないし、タイミングが大事だなあと思う。
ダーッと走ってピタッと止まった拍子に「やめ」というと、こちらを見る。すかさず「カム、こい」で来させる。
そして座らせる。そしてう~んと褒める!
天空の広場!みたいな場所。
時間がない時に行くショートカット山コース。遊ばせてもらうためにも、地域の人と人との関わりが大切。
おかげさま。お互いさま。のおおらかな心で過ごしたいものだ。
春へ向けて、身体も気持ちも開いていこう。