昨夜は嵐の夜だった。
時折、竜巻かと思うほどの突風が吹き荒れて、何度も目を覚ました。
どどーっと山が鳴り、木々のきしむ音、物が飛ばされる音・・・
どっどど どどうど どどうど どどう・・・
「風の又三郎」の夢など見てしまった(^_^;)
日中は多少風はあるものの、暖かい日だった。
ただいまスギ花粉絶賛放出中!(^o^;)
外に出れば至るところ花粉だらけだ。
どうせ花粉の中を散歩するならと、またハイキングへ。
風が強い日は森の中、わりと静かなのだ。
週末の図書館のおはなし会で語る昔話のテキストも持って。なるべく明るい森へ。
学生時代に、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買ったベスト。30年ほど前のものだけど健在。
こっちに引っ越して犬たちと暮らすようになってから、また大活躍することになろうとは・・・
ハイキングの相棒
たぶん、釣り用ベストだろう(フライフィッシングなど渓流釣り)色褪せてはいるものの、日本製でとても丈夫。バッグやウェストポーチもいらない、身軽で便利だ。
一日ハイキングならともかく、1~2時間ほどのハイキングならこれで十分。
鹿柵に囲まれた斜面の道を一気に駆け上る。昨日筋トレした身体にきく~~!
そこから蕨山への登山コースに入る。
人ひとり通れるほどの狭い登山道を、私の少し後ろをゆっくり歩かせる。
横に来たり、すぐ後ろを歩かれると、躓いたり転んだりするから危ない。
リードを握ったこぶしを尻にあてて一歩一歩歩く。
たまにそのこぶしで、尻を(仙骨あたりを)タンタンッとたたく。
2頭の意識が周りに散漫になってるのを、「おい、こっち見ろよ」と意識を戻すような感覚。
こうした狭い登山道も、人間から見て行儀よく?歩ければ人出のあるハイキングでも
迷惑をかけずに歩けるかなとも思う。
向かいからご年配の、カメラを持ったご夫婦らしき人がやってくる。
2頭を自分の後ろに座らせて待たせる。狭いからすれ違いは難しい。
「おやおや、おりこうさんなワンちゃんだね~」と、男性はラボロキの頭を撫でてくれた(^^)
女性は無言。顔が強ばっている・・・もしかしたら犬が苦手なのかもしれない。
2頭と女性の間の壁になるように立ち位置を変える。
「すみません^^;」とつい言ってしまう。悪いことしてないけど・・・
通り過ぎた後で、そのご婦人が
「ごめんなさいね~大きい犬が苦手なのでね。でもおとなしいワンちゃんね、ありがとう。」
と言ってくれた。(*^_^*)
犬が苦手な人にとっては、黒い大きな犬がしかも2頭、前からやってくるのは怖い。
近所のばあちゃんもそう言ってったっけな、と思いだす。
運よく登山者にも出会えたので、引き返してハイキングコースに戻る。
ちょっとの時間だったけど、いいエクササイズになっただろう。
よし!次は遊ぶよ!
ハイキングコースからの眺め
若干山がけぶって見えるのは、スギ花粉だ。
雲の動きから昨夜の嵐の予兆を感じさせる。
探してもってこいゲーム。ママの匂い付きの枝を探せ。
2頭をダウンで待たせ、斜面の途中に枝を隠す。(落ち葉の中に)
こういうのはロッキーが得意だ。
2頭ともあきらめずによく探す。だいたいロッキーが見つける(^_^;)
2頭が探している時は、「違う違う」「もっと下だよ」とか「あ~行き過ぎ」「そうそう、上だ」など声をかけるが
その声かけ一つ一つに反応して、それに見合った動きをするから不思議だ。
言っていることがわかっているのか?と思うが、こちらの表情とか動作のタイミングとかで
そんなふうに見えるのかも。
オイ、それよこせよー
やなこったい!
ひとしきり遊んだので、ちょっとゆったりしよう。
2頭に水を飲ませて、干し肉を。私は温かいお茶とお煎餅で、みんなで山のティータイムだ。
座り心地のいい場所を・・・んん~ここじゃないな~
ママ、楽しーね!オウッ
覚え途中の昔話を聞いてもらおうか・・・
って寝るんかいっ!20分ほどゆっくりティータイム?を楽しんで下山。トータル1時間半の散歩。
帰宅したら、家に入る前に足を洗い、リンスを溶かしたお湯に濡らしたタオルで全身を拭く。
ほこりや花粉もよく取れる。
ダニ除けのハーブスプレーをつけて入ったが、それでもダニは付いてくる。
真冬の芥子粒サイズではなく、ゴマのサイズになった。そろそろダニのシーズン到来か。
ネクスガードを飲んでいるので、昨年の今頃に比べればほとんどダニは付かない。恐るべし・・・^^;
本格的な春はあと少し。山を上手に歩く練習をこれからも楽しく程よく続けて行こう。