夕方の散歩。上の方に歩いて行くと、芸術家のお宅の前を通る。
アトリエ、道を挟んで小さい畑や薪置場のある広い原っぱ、奥にはお宅。
広い原っぱからそのまま山へ、尾根までが敷地ということで、杉ヒノキは伐採され明るくなり、
伐採された場所からは山桜や雑木が生えて、ちょっとした里山に変化した。
尾根までジグザグの道が作ってあって、通っていいよと言われている。ありがたい(^^)
お宅の庭も広くて、大きいなソメイヨシノが2本あり、二人の息子さんが誕生した時の記念樹だそうだ。
鉄の芸術家で、いろいろなオブジェが原っぱに放置?されているのを見るが、
ここ4~5年、風情の変わったオブジェが置かれるようになった。
猫。
毎度、通るたびにラボロキがビクッた猫のオブジェ・・・
ここにも・・・あそこにも・・・ウサギまで(^_^;)
最初に出会った時は、ランボーはキツネのように横っ飛び。ロッキーは後ずさりで私の後ろへ隠れた。
今は「動かない猫」と認識はしている?かな。
ランボーじーっと見る・・・オブジェの猫もこっちをねらってるようなフォルム。
ロッキーはいまだに正視せず・・・すっと目をそらす(^_^;)
石の彫刻らしいが薄暗い時に見ると本物の猫が草っ原にいるのと間違える・・・
このお宅には本物の猫がいる。ななちゃんという黒白のメスの猫で10歳くらい。美人だ(^^)
狩りが得意で、夜になると野山へ出かけて行き翌朝もどってる。
アトリエには野ネズミを食べた跡が残っているそうだ。
「しっぽと内臓は残すのよね・・・見つけるのいやなのよね~^^;」と陶芸家の奥さまがよく言う。
確かに想像するとぞっとするな・・・
ななちゃんはランボーロッキーに会ってもまったく動じない。逃げもしなければ、威嚇もしない。
一瞥くれて、尻尾を立て優雅に振りながら、ゆ~っくりと前を横切っていく。
始めの頃はランボーロッキーもダッシュで追いかけそうな勢いだったが、今はもう慣れたのか
座ってぼーっと見送るありさま。
ななちゃんの通った後の空中のにおいをふ~んと嗅いでいる。なんだかなぁ・・・(^_^;)
初代ラボロキは、ネコパンチを喰らったことがある。
追いかけたりしなかったし、ななちゃんが逃げないのをいいことに2頭を近づけてみたことがあった。
頭を低くしながらクンクンクンと鼻を近づけたランボーロッキーに、
ペシッペシッ!と連続パンチを喰らわしたのだ(^_^;)
ランボーロッキーは意気消沈・・・私の後ろに下がり、ご夫妻が大笑いしたのも、もう7~8年前の話。
今のランボーロッキーは、ななちゃんが動かないでいると近づいて、遊ぼうポーズ(プレイバウ)する。
呆れるというか、ちょっぴり情けないほどのフレンドリーなやつら・・・(-_-;)
女神も横たわっていたりする。不思議な界隈だ・・・
ご主人は、京都の方の大学の授業を受け持っているらしく、学生さんの作品ということだった。
卒業する度に、持って帰ってくるというのだからすごい。
山に入らせてもらって、沢が染み出ているところにセリが生えていた。と思ったら三つ葉も生えている。
柔らかい三つ葉にセリ。三つ葉はおひたしにして、鶏のささみとともに。セリはお味噌汁の浮き身にした。
庭のノビルは味噌をつけてそのまま。柔らかいニラは次の雨が降った後に摘むことにした。
コゴミもいただいた。タラノメ、ドケやニワトコ、ワラビもそろそろ。大好きな季節到来だ!