年度の終わり、新しい年度の始まり、とにかく周りが慌ただしい。

夜に行われる会議、土日の総会・・・今の時期だけとわかっちゃいるけど、なんだか落ち着かない。


そんな最中、熊本の大地震。

どうか余震が早くおさまるよう祈るばかり。


そして、また山を歩く自分と犬たち。

今日は時間がたっぷりある、という時より、あまり時間がないなという時に

山を歩いているような気がする。
                   左に下りていくところを、まっすぐ行ってみる。

                   ぐるっと回って左の道から戻ってこれるかな。
                           上畑集落へ・・・    

                      杉、ヒノキの山道を歩いて行く。

歩くコースはいくつもある。

車に犬たちとともに乗り込む。走っている途中にふと目的地とは違う光景が思い浮かんで、

行く先を変えることもしばしば・・・

今日はヤマザクラとクヌギやコナラの銀色に輝く芽吹きのコントラストが見たくなった。

きっとあそこは今がいい時だろう・・・と予想して。

                           民家の裏に出た!

作業をしていた家主のおじさんに会う。「こんにちは、失礼します」と挨拶する。

「艶のいい、きれいな犬だねえ」と褒められついでに、道を確認する。(^^)

                      車道に出た。よく走っている道路だ。
しばらく歩いて、山の入り口を探す。

登山ではなく、江戸から明治にかけて飯能と青梅成木との往来に使われていた街道(昔道)を歩く感覚。ランボーロッキー、初めて歩く道路だから匂い取りに余念がない・・・なかなか進まんぞ~^^;

まあ、気が済むまで嗅いでおくれ(^^)
 

                    入り口発見。ボロボロの道標で確認。

暗渠(あんきょ)二つ目超えて、30メートルほど歩いたら、左の砂利道を進め・・・

おじさんの言った通りだ。
                          まるで竹取物語だ・・・


  無粋な看板・・・   

                            なに?熊とな?     
                   

                             竹林で待て。

                               来い!

歩いて行くと、水音が聞こえてくる。もうすぐ、もうすぐだ。匂いも変わる。

                  ヤマザクラは散り始めていたが、芽吹きの季節。

コナラやクヌギの新芽。産毛が銀色に光り、ここはどこだろう?と一瞬思う。


湿原っぽい場所。セリは生えてないだろうか・・・

                   やっぱり生えている。少しいただこう。

                          里山の恵みに感謝。


                 歩いて行くと、行きに歩いた来た山が見えてきた。

杉、ヒノキの山道に入る。

人一人通れるくらいの足場の悪い狭い道。縦一列に歩いて登る。

                       ママの後を順番にな、ゆっくりな。

 

                         そうそう~いい調子だ。

途中、ガサガサと物音がした。

きっとカモシカだろう。さっきからなんとなく気配はしていた。足あともたくさんあった。

熊よけ鈴を付けて歩いているので、こちらに人間がいるのは向こうもわかっているはず。カモシカは

わりと人馴れしていて、会っても逃げないのだ。

                         ロッキー、行かなくてよい!

                    ランボーもだ。行って確認する必要なし!

                     なにその顏・・・なんか文句あるか? 

              やっぱりカモシカだった。左の奥の斜面を登って行った。


行きの分岐間近の急坂。登り切って振り返る。

 山々に感謝。そして祈る。     

分岐点に戻る。(行きは右手より下り、左手の道から戻ってくる)


楽しかったね~。車に戻って冷たい水を飲ませる。


天気がよいのはありがたいが、これから気温も上がってくるからいろいろ考えないとな。

ダニーは5~6月にかけて活動がピーク。ノミ、マダニ対策も必須だ。



                    陰でひっそりと、春を謳歌するスミレ。