梅雨なのか?そう思うほどの天気が続いた。


夏至に向かって、


一日一日が長くなっている、と思うと、


不思議と安堵を覚えるのはなぜだろう。


ランボーロッキーとの朝散歩の時間がどんどん早くなる。


7時を過ぎるともう暑い・・・しかし、しっかり歩く散歩をするには、夫や娘を送り出してからだ。


そうなると歩くコースはだいたい決まる。日陰の多い道。もしくは山散歩だ。


が、今山に入るのはよろしくない。害獣駆除の猟および罠が仕掛けてあるからだ。


メジャーな登山、ハイキングコース以外の山道は避けた方がよさそうだ。


一度山を歩くべく、山の神社から入ってみたものの、


2頭の様子がいつもと違った。明らかに何かを警戒しているし、「どうした?」と声をかけると


サミサミな耳になって私を見、そして私の後ろに回る。


冬季の猟期の時とは違う反応。たぶん罠も多く仕掛けてあり、


それに引っかかった獣がどこか近くにいるのでは?と推測した。捕らわれた獣のエネルギーというか、


人間の目に見えない、聞こえない何かを感じ取っているはずだと、私は思っている。


そういう時は、「山から呼ばれていない時」と思いさっさともどる。


気を取り直して日陰の林道を歩こうじゃないか。


深山の涼しい風がすうっと吹いてくるかと思えば、どこからか海風にも似た南国のような


生温かい風が吹いてくる・・・。その風の匂いを丁寧に嗅ぐ2頭・・・


こちらも真似をして大げさにクンクンクン・・・と嗅ぐと、途端に嬉しくなるのか興奮するラボロキ。(^_^;)


真似をすると言えば、


天気のよいある日の午後、うちの前を2台のレスキュー車(消防車)、パトカー、救急車と、


けたたましいサイレンとともに、時間差で通って行った。


山での事故か、山道での交通事故か。


デッキで作業している足元に寝そべっていた2頭、途端に起きて柵の方へ・・・


ロッキーがかすれた低い声で「ウォォォォォォゥ・・・」と、顎を突き出して遠吠えする。


2台目のレスキュー車が遠くから近づいてくる。サイレンの音もだんだん大きくなる。


カーブからスピードあげてやってくるのを見えた。よし!


「ウォウォォォォォォォォォウ・・・」と顎を突き出して遠吠えしてみた。


2頭、驚いて興奮して飛びついてきたが構わず遠吠えすると


そばで一緒に遠吠えしている。サンニンで遠吠えだ。


3代目のパトカー、その後の救急車でも一緒に遠吠えすると、近所の犬たちも遠吠えしている・・・


なんだか妙な連帯感?を覚えた。


夕方の散歩は、これがまた声がよく届き、こちらをよく見てすごくよい散歩だったのだが、


なんか関係あるのかな?まあ、気のせい、こちらの気分なのだろうけど・・・(^_^;)


                      片付け合間に気分転換な作業。

                    駐車場にせり出して咲いていたラベンダー。


                   夫に邪魔者扱いされて刈られる前に摘んだ。

                   ラベンダー、ラバンディン。暑い夏にも丈夫だ。


                       部屋に干せばよい香りが・・・

                       ラボロキ臭の緩和にもなる?


毎晩、裏の川に蛍が飛ぶ。庭の木々にもやってくる。


夕飯の後片付けをさっさと済ませて、電気を消して隣のだんだん家の裏庭に。


裏庭から山の畑へと通じる橋の上で、上から下、下から上へと飛び交う蛍を静かに眺める。


だんだんがしゃがんで「今年は多いね」と言ってるような気がする・・・