無自覚になっている自分の”痛み” | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 

最近、このブログを読んで頂いている方がいる!と知ることができて

俄然嬉しくなって、書こうという気持ちが起こっちゃいました(笑)

有り難いことです。

 

実は昨日の夜、こんなオンラインイベントに参加しました。

 

 

はい。夫です。

夫がストーリーテリングをさせて頂くという機会があり

主催者はお友達でしたので「私も参加者として参加していい〜?」なんていってお邪魔してきました。

 

 

彼の

・幼少時代

・大学時代

・社会人になりたての時

・コーチングに出会って

・私との出会い

・家族を創るプロセス(いきなり父親になる、ステップファミリーを創る)

・会社を辞めようとした時

・そして今(辞めずに学生時代からいる会社の取締役兼、私との共同経営)

ローングストーリーをお話しました。

 

全部私の知っている話なので、「へー!」とか「そうだったの!?」ということは

もちろんないのですが、彼の口から語られることで、気がついたことがありました。

 

 

それは、私自身が

「過去の痛みを痛みとして感じていなかった」ということ。

 

私の中では、離婚をしてシングルマザーになった時が

人生で一番深く傷ついて、しんどくて、自分が立ち上がることが難しかった時期。

という風に自己認識していて。

 

それに比べたら、

再婚をして、家族を作り直すプロセスというのは、

そうは言っても、愛する夫がいて、一緒になるというプロセスであり、

自分もサラリーマンを卒業して、やりたい仕事で独立していくというプロセスだったので

「明るい未来」のために進む時間、(大変だけどポジティブ!)という認識。

 

 

でも夫のストーリーを聞きながら、

この家族になるプロセスは、結構しんどい道のりだったなぁということを思い出した。

 

 

私達が「結婚」(子連れ再婚)するということは、

生まれてから7年一緒に過ごした息子とじじばばを引き剥がすということを意味しており

そこにはいろんな人の痛みが伴っていた、ということ。

 

京都に来て3人の生活が始まったとはいえ、

息子は春休み、夏休み、冬休みごとに千葉に戻って過ごし、京都に帰ってきた時には

「千葉に帰りたい!!(T_T)」と泣いていたこと。

その声を聞いて、何もできないけど息子を抱きしめ続けていたこと。

(息子の言うことを聞いて千葉にも帰れないけど、息子の心の声は我慢させて押し込めるのではなく

 吐き出していいんだよ!と息子に伝えていたので吐き出させていたけれど、痛かったこと)

息子の声を聞いて、夫も苦しくなっていたこと。

ばあばにも我が子のように育ててきた孫を手放すことに痛みがあって、

私に対して毒素が蔓延していたこと。

それに対して私も反応的になっていたこと。

そのヒリヒリの中でじいじは、何もできず、見てみないフリのようにしていたこと。

 

 

家族立ち上がりの3年間くらいは、

私が独立して、収入も安定していなかったし

夫は会社員をしていたけれど、

あまりやりがいを感じられる仕事ではなく行き詰まっていて会社を辞めたい、、

と言っていた時期。

 

そういう意味では、私の中で再婚に踏み出すと決めた時から、

「いやいや、険しいよこの道は」

と分かっていたつもりではあったけど、それは傷つかないようにするためでもあって、

ポジティブな道を進んでいくんだから、泣き言は言えない!と思ってました。

(しかも息子も親も巻き込んで、私が選択してるんだから!)

 

 

 

でも、改めて考えると、

自分も不安な中、道なき道を進むのに、

親には応援してもらえない環境だったり(親も痛みを持っていたから)

家族のみんなが不安な状態であったこと(大きな変化でグラグラだった)

それってそれなりに、しんどかったよなぁ、、、と思うわけです。

 

再婚なんてしない方が、どれだけ「楽」か。って何度か思ったのも本当です。

この最難関の夫婦のプロジェクトを一緒にコーリードしてきたから、

今の安定感にたどり着いているんだよなぁ、、、と思ったら

急に当たり前のように過ごしてきた、京都に移ってからの7年が

すんごい軌跡のように思えて、

痛かったねぇ、頑張ったね、みんな。と思えたのでした。

 

 

痛みを痛みとも感じない時。

それは、とっても頑張っている時。

 

フッと力を抜いて、振り返れた時には、

ちょっともう違うステージにいる。

自分がまたちょっと次のフェーズの扉を開こうとしている時なんだろうな。

 

 

息子が自立してきて、彼の世界が広がり

親やじじばばを頼らないで立とうとして、

夫はもっと自由に本当にやりたいことだけをするようになって、

私は夫のサポートがあって母親として縛られることなく

更にやりたいことに邁進できている。

そして私の両親との関係性も年数が経って少しずつ氷は溶けている。

 

 

少しずつ家族になり、

そして家族の形はどんどんと形を変えている。

ステップファミリー8年目。

 

 

 

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