WONDERFUL ROCK -6ページ目

第4回スティーリー・ダン・ニアピン賞

text by kazgadd


さぁ、お待たせしました。とうとう第4回を迎えたスティーリー・ダン・ニアピン賞です。本家のファンも納得する「ニアピン・バンド」なんて、そうそう居るものじゃありませんから、そろそろ終わりにしないと(汗)。

おそらく最終回となる今回は、しかし、多彩な参加者が目白押し。過去最高の水準と言ってもよい「ニアピン」が登場しました。では、さっそく結果の発表です。

まずは第3位。なんと第2回の優勝者、Pretzel Logic が難曲〈Aja〉で再登場です。





さすがの演奏力ですね。でも、ちょっと迫力不足は否めません。というわけで、今回は惜しくも第3位。


続いて第2位は、初参加のTweleve Against Nature。バンド名はもちろん、2000年のグラミー受賞アルバム《Two Against The Nature》からとったものですね。





HPによると、ナッシュビルのセッション・ミュージシャン12人が集まって結成されたバンドだそうです。安定した演奏技術、バランスもよし。ただ、何かが足りない(笑)。みんな上手すぎて、余裕をかましているところがいただけない。本物のダンだって、もっと必死だ!(笑)


さて、今回、栄えある第1位に輝いたのは、やはり初参加のこのバンド。「トゥートゥー」と発音するんでしょうか? 圧倒的な演奏力とパフォーマンスです。〈菩薩様〉は先日記事にしましたので、歌詞の意味はもう大丈夫ですね(笑)





というわけで、第4回ニアピン賞は「トゥートゥー」の皆さんに決定! 本家スティーリー・ダンを食ってしまいそうな、ノリノリのロックン・ロールだ! いや、それにしても、センターのギターの方はスティーブ・ルカサーにそっくりですねぇ。え? ニアピンじゃなくてホール・イン・ワン?