明日こそは闘病中の仲間に見舞いに行こうと思っていたのですが、残念ながら間に合わず…。
彼は結婚してからバイクを降りてしまい、遠く離れた実家に戻っていったので顔を合わせる機会もなくなり、最後に話をしたのは10年以上前の彼の結婚式だったような。
家族で撮影した写真の年賀状が毎年届いてましたが元気なイメージは相変わらずのようで、体力面では突出していた人だっただけに「病気」などという言葉はあまりにも似合わず、彼が闘病中だったこと自体想像もせず、いつでも会えるくらいに軽く考えてしまっていたのが間違いでした。
今は面白半分に原付を肩の上にかついで持ち上げたり、転倒してゆがんだハンドルを腕力でぐいぐいと曲げて直したりして自慢げにしていた彼の顔しか思い出せません。
レース帰りの軽トラの助手席で、牛丼弁当を食べながら寝てしまい膝の上に落としてびっくりしていた時の顔しか思い出せません。
…あれから何十年もの歳月が過ぎていったのに、つい半年ほど前の思い出のように感じています。
体力は抜群なのに、バイク乗るとどうしようもなくセンスが無く下手くそで、
いつもオフロードのレースでは、しょうもないところでコケてバイク壊しては
私に「なんでこけるかな~!」と怒られていたように、
今回は「なんで死ぬかな~!」と怒っています。
君には、あえてお別れは言いません。
ご冥福もお祈りいたしません。
いつかまた会えると、今でも信じていたいので。