場面緘黙症、安心できる環境より大切だと思う事 | ピサとヒオとの学びについて(元おうち英語)

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長女は心を病んで不登校になり乗り越えようと奮闘中。次女は場面緘黙症で幼稚園に行き渋っており、私は子供たちの心育てをやり直し中です。
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場面緘黙症について学んでいると、まず安心できる環境を整える事が大切だと色々な所で耳にします。


わかります。
場面緘黙症の子供はいつも学校や園では不安でいっぱい。
まずは、緘黙っ子の負担や不安を減らして気持ちよく過ごせる環境にしてあげることが大切だと。



でも!!!
でも、なんですが、


ヒオの場面緘黙症の症状も酷くなり不登園になった時、私はまず環境整備に務めました。


私がヒオと付添登園して、私も加わり一緒に遊び、幼稚園で出来ない事はしなくて大丈夫だよって事にして。
先生と個人的に遊んでもらったり、お友達を家に何度も呼んで楽しく遊んだりして、幼稚園でもリラックス出来るように。 

その間ヒオは、私もずっと一緒で無理強いもさせられないし、したくない事は私に伝えて見学したり家に帰れたし、安心できる環境だったと思うんです。
たぶん。私と行く幼稚園は好きだったし、先生や友達と遊ぶのも楽しんではいました。




なのにヒオの幼稚園でできない事はなぜか増えていく一方だったんです…

お歌みんなと歌えない!
踊るのできない!
体育館に行くのに並ぶの出来ない。。。


私はもう呆然として、こんなに安心できる環境整えてるのに、むしろ状況が悪化するなんて、一体これから先どちらの方向へ進んでいけば…🤮と、絶望感に打ちひしがれていた、な😥あの頃。


そして、一度リセットすべく、付き添いを止めて不登園に戻りました。


環境を整えるという方向性は一度止めて、
ヒオ自身の戦闘力を上げる事に専念しよう、と。

ちょうどその時コンプリメントを教えて頂いていたので、コンプリメントに専念しました。

その後自己肯定感や自信が高まるような声掛けを色々行いました。

場面緘黙症という症状を持っている自分を卑下していたヒオを、場面緘黙症を持ちながらも頑張れてるすごいヒオ!というように、ヒオの場面緘黙症に対する価値観も変えました。


そんなこんなしていたら、付き添い無しで幼稚園に行き始める事ができ、少しづつ楽しく通えるようになってきて、いつしか場面緘黙症の症状も緩和してきました。


あんなに環境を整えても無理だったのに、ヒオが自分に自信を持ち出したら、みるみる環境に適応していったのです。


もちろん個人差はあると思うし、状況も違うので一概には言えませんが、


でも、場面緘黙症、安心できる環境を整える事だけに注力するのは、最善ではないかもしれませんーーー!!!

と声を大にして伝えたいです。

本人の自信が強くなれば、多少の環境下の試練は乗り越えていけるようになるのですから。。


しかも、環境を整えるのは限界があります。
膨大な労力も時には必要です。


なので、まずは場面緘黙症の子供に、

●自分が生まれて来て多くの人を幸せにしているんだ
●場面緘黙症を抱えながら頑張ってる自分はすごいんだ!
●自分にはこんな沢山良いところがあって、自分は周囲のみんなを笑顔にしてるんだ!
●頑張ってるから、あれもこれも出来るようになった!自分ってすごいな。

って、沢山自信を付けてあげる事が大事だなって、しくじり先生としては強く思います。

多くの場面緘黙っ子が、自信を付けて楽しく学校や園で生活できるようになると良いなと思います✨


我が家もまだまだ道半ばですが、
ヒオの自己肯定感や自信をもっと伸ばしてあげて、
適度に環境にも配慮して、
日々歩んでいきたいです✨