CL ポルトvsゼニト | ゆうたさいとうのブログ

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ポルトガルサッカー

遅くなりましたが先日のCL、ポルトvsゼニト戦を。

まずは本グループリーグのおさらいをちょこっと。
第2節までのところ、2連勝の勝ち点6で首位に立つのがアトレティコマドリード。そして、それを勝ち点3で2位のポルトが追う構図です。一方のゼニトは勝ち点1の最下位に沈んでいます。オーストリアの方々には申し訳ありませんが、この日、他会場のアトレティコがウィーン破るのは目に見えていたので、2位の座を争うという意味でも、非常にヒートアップした試合になる予感がしました。

しかし、この試合の熱を煽る1番の要素こそ、彼の存在ではないでしょうか。
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怪人Hulkことブラジル代表、フッキ選手です。

過去に川崎フロンターレや東京ヴェルディで活躍し、日本でも馴染みの深い選手です。
ポルト時代には2シーズン連続でリーグMVPに輝き、アンドレ・ビラスボアス監督の元、ポルトガルリーグ・ポルトガル国内カップ・ヨーロッパリーグの3冠獲得に貢献しました。ファンからの支持はいまもなお絶大で、この日も温かい声援で迎えられていました。

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FK練習では恐ろしい弾丸シュートを炸裂させ、会場をどよめかせます。

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試合開始

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ジャクソンマルティネスとフッキ。両チームの絶対的エースの共演とともにキックオフ。

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Vai,Porto!!!(ポルトガル語で「行けポルト!」)という間もなく、開始5分足らずで、ポルト選手が累積退場してしまいます。ポルトにとって残り85分を10人で戦うという厳しい展開に。

もはや引き分けでも十分な展開となってしまいましたが、この日のポルトは非常に良いプレーをしていました。キャプテンのルチョを中心に非常に集中して守っては、前線のジャクソンにロングボールを蹴り込みます。幾度となくゼニトゴールを脅かし、10人で戦ってることを忘れさせるほどのデキでした。

ジャクソンがほぼ全ての競り合いに勝ちますが、リカーがこぼれ球を拾い切れず、前線にボールが収まりません。

そこで、フォンセッカが動きます。
リカーに替えてバレーラを投入。お世辞にもゼニトの守備がコンパクトだったとはいえず、サイドには広大なスペースがありました。バレーラは水を得た魚のように、ドリブルでゼニト守備陣を切り裂きます。

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それには思わずスパレッティもこの表情

後半も残りわずか。試合が白熱してくるとゼニトサポーターが発煙筒を焚き始めます。その写真を撮ろうとしたまさにその時、これまで必死に守ってきたポルトのゴールネットが揺らされてしまいました。おかげでどちらの写真も撮れず仕舞い。。スタジアムも静まり返ります。

後半ロスタイムにはゼニトGKの執拗な時間稼ぎが始まり、ポルトサポーターの大ブーイングでドラガオンスタジアムが揺れます。

終了のホイッスルが鳴っても、異様な雰囲気が続きます。試合後にフッキの挨拶・サポーターからの拍手があるかと期待していましたが、ポルトサポーターは挨拶回りをするゼニト選手に大ブーイングを浴びせることばかりに集中。フッキも挨拶しづらそうにしていました。

疑惑の累積退場やロスタイムのゼニトGKの負傷(?)を止めない審判団。何か裏で巨大な力が働いてる気がするのは気のせいでしょうか??

この結果、ポルトはゼニトに抜かれて3位に転落。次回のアウェーでのゼニト戦次第では、グループリーグ突破が非常に厳しくなります。明日のスポルティング戦に勝って弾みをつけてほしいです。

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yutasaito_pt

ではまた。

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