「人生をたどる物語」
この曲はもともとオーケストラ風のBGMとして作成していた曲です。
「菊次郎の夏」summerのような、
木造の家、田んぼ、
懐かしい日本の風景をイメージした曲を作ってみようと思い2019年に作成。
そこから時が経ちalbumの制作に入り、
映画「いちばん逢いたいひと」の主題歌のお話を頂きました。
僕はこの楽曲に言葉をつけて、
歌ってみようと思いました。
候補に挙げて頂いた曲は2つ、
現在主題歌になっている「青色の航海~君に捧げる応援歌~」
もう一つがこの「人生をたどる物語」でした。
白血病をテーマにした映画ということもあり、
ドナー登録はしているものの、
提供したことがない僕にとって、
どんな歌詞が描けるのだろうと思いました。
当事者にはなれないけれど、
僕の音楽人生と、
いろんな思いで全国でドナー普及に従事されている、
骨髄バンクボランティアの皆様へ向けて、
歌詞を描けばいいんだ。と思いました。
「顔も知らない、声も聞いたこともない誰かと誰かが繋がり支え合っている。
少しの優しさで救える命があるということ。
そしてそんな人たちとの想い出が、
振り返ると、きっとこころの宝物になっているんじゃないか」という気持ちを込めました。
骨髄バンク普及大使として今年で9年目。
これからも少しの優しさで誰かの命に火を灯せる世の中になるよう、
音楽を通じがんばっていきたいと思っています。
きっと人は、
音楽の前では絶対素直になれるんだと信じて。
山本雅也
「人生をたどる物語」
どんなに辛く険しい道のりでも、
出会いや思い出の数だけ輝きだしてゆく、
大切な君の人生~ストーリー~