骨盤は上半身と下半身のつなぎ目です。
立位や座位の場合
上半身の重みは仙骨に
下半身を通して地面からの床半力は寛骨に加わります
この2つの力が交わる骨盤が安定させるには仙腸関節がポイントになります。
仙腸関節には2種類の動きがあります。
1つ目は
仙骨が前傾(後弯)
寛骨が後傾
2つ目は
仙骨が後傾(伸展)
寛骨が前傾
1つ目の場合は仙腸関節が締まり
骨格構造的に骨盤は安定します
2つ目の場合は仙腸関節が緩まり
骨格構造的に骨盤は不安定になります
仙腸関節が緩んで骨格構造的に不安定になると
体が壊れないように仙腸関節周りの筋肉が過剰に緊張します。
仙腸関節周りの筋肉が過剰に緊張すると
骨盤を介して背骨や脚の動きを緊張させてしまうことに繋がります。
ですから骨盤を骨格構造的に安定させるには
1つ目の状態に骨格を整えることが条件となります。
「2024年も骨格✖︎物理の関係性を変えて、カラダを再構築させるぞ」
前回のブログでは
仙腸関節の靭帯に付着している筋肉があり、仙腸関節と靭帯の筋肉は互いに関係し合っている事を解説しました。
今回は、深掘りメモとして仙腸関節に付着している靭帯の筋肉についても記入します。
[仙腸関節に付着している靭帯と筋肉]
仙結節靭帯:大腿二頭筋、大臀筋、脊柱起立筋、多裂筋、骨盤筋膜、梨状筋、胸腰筋膜
仙棘靭帯:尾骨筋、骨盤筋膜
後仙腸靭帯:脊柱起立筋、多裂筋
長後仙腸靭帯:大臀筋、脊柱起立筋、多裂筋、胸腰筋膜
腸腰靭帯:脊柱起立筋、腰方形筋
これらの筋緊張が仙腸関節を含む骨盤周りの骨格移動の妨げになります。
またこれらの筋肉を意識的に鍛えると仙腸関節の動きを止めることにも繋がります。
結果、機能的な動きや、美しいボディラインから遠のきます。
解決策は?
①筋緊張をとる
②筋緊張せざるおえない環境を変える為に骨格を変える
③骨格✖️物理の力で仙腸関節周りの筋肉の弾力をもどす
左:拘束的に筋肉で固めたカラダ。
仙腸関節動かない。
右:拘束的に固めた筋肉を脱いで、
背骨から骨格移動をつとめた。
そして2ヶ月間骨盤メインのセルフケアをしたよ。
仙腸関節動きだしたかなぁ
軸骨格と付属肢骨格の付着部である仙腸関節は
靭帯で守られています。
この靭帯には筋肉が付着しているため、仙腸関節が動くと→靭帯が引っ張られ→付着している筋肉も引っ張られます。
例えば
仙腸関節が動く→後仙腸靭帯が働き→多裂筋や脊柱起立筋が働きます
逆に
多裂筋や脊柱起立筋の働きが強すぎるor弱すぎると→後仙腸靭帯の働きを低下させ→仙腸関節の動きが悪くなります
ですから
仙腸関節に付着している筋肉を意識的に鍛えたり、ストレッチさせると仙腸関節の働きを低下させます。
仙腸関節の働きが低下すると
骨盤が不安定になるので腰痛や疲れやすいなどの症状や“くびれ“がない体の原因にもなるよー
次回は
•仙腸関節と背骨の関係性
•仙腸関節の仕組み
•仙腸関節とオデコとうなじ
•仙腸関節の働きを高めるには???
こんな感じでアップします⤴️