君の袖ゆらさむと手を伸ばす、 君の瞳が輝くを、 いつまでも、 朝が来ても、 見てゐたいと… 我、君の袖をそつと揺らさむと手を伸ばす、 窓の外を眺めてゐた君が、 とうとう振り向くと もう話す事は何もなくなつてしまつた。