①~
強いお酒のせいか
ジヒョクくんはかなり大胆。
いつも葉子をドキドキさせたいからね~
こういうコミュニケーションも必要だよって
満足してる。
強いお酒のせいで
なんだか私もだんだん大胆になってきて、
楽しくておいしくて飲みすぎちゃった。
…ふらふらふわふわする
ホテルに帰っても靴が脱げないほど酔ってる。
ジヒョクくんがパンプスを脱がしてくれた。
「はい、これでいいね」
…完全に子ども扱いだ
…酔っぱらい扱いかな?
歩けないから抱っこしてとかも言う。
はいはいってジヒョクくんは私が何を言っても
ずっとずっとやさしかった
………
ホテルの窓ガラスは一枚仕立て
そこから朝日が燦々とふり注いで心地よくもまぶしい。
葉子はまだ気持ちよさそうに眠ってる。
昨日は寝てからもしばらくいろいろ言って起きるから
宥めて寝かせるのが大変だった。
大変だけどうれしかったな。あんな葉子はめったに見られない。
そろそろ起こさなきゃ。起きれるのかなぁ?
髪を撫でて額に手をあてると
う~んと唸りながら目を開けた。
「頭が…すごく痛い」
あれだけ飲めばね。
葉子の額を両手で包み込んで肩にもたれさせる。
「どこまで覚えてる?」
サンバのところまでであとは全く覚えてないといって頭を抱えた。
甘えん坊でセクシーで最高だったこと
わがままな葉子もいいなと思ったってことを伝えるとはずかしいと言って
また頭を抱える。
でも他の人の前では酔っぱらってほしくないな。
あんなかわいい葉子は
俺だけのものにしたいから。
葉子は頭を抱えながら
素直に頷く。
「俺だけの葉子なんだからね」
しっかり釘をさしておかなきゃ。
水を飲ませてもう一度寝かせることにした。
カーテンを閉めて葉子の隣にそっと寄り添う。
マナウス行きの飛行機は夜の便に変更しよう。
by ジヒョク
マナウスに着いてジープに乗り込んだ。
アマゾン探検はガブリエルさんが案内役。
ジープで険しい道をガタガタ進んでなかなか怖い
隣ではジヒョクくんが支えてくれてるけど
ここでアクシデントが…
ジープがパンクして進めなくなる。
ジャングルに慣れているガブリエルさんは
ひとりで近くの集落へ助けを求めに行き、私たちはふたりきりで小屋で
待つことになった。
頼りは無線と最強のジヒョクくん。
ここからは
ちょっと無人島みたい…
サバイバルです。。
③に続く☆