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とりことり

鳥と暮らしています。
オカメインコのひなた君
セキセイインコの佃さん
サザナミインコのとりやすです

2023年12月12日

辻堂のブリーダーさんからサザナミインコをお迎えしました。

11月10日生まれの男の子。

カラーはコバルトです。

 

名前は”とりやす”です。

由来は、昔テレビを見ていた時に

「この俳優さん誰だったっけ?」

と話したら間髪入れずに

「とりやす!!」

って佃さんがしゃべったことがあり大爆笑。

次の子の名前は佃さんの言葉から付けたかったので

”とりやす”になりました。

これはブリーダーさんからの写真で巣上げしてすぐだと思います。

 

ブリーダーさんに青色の雛を3羽見せていただきました。

兄弟の隙間に入り込むとりやす。

迷いましたが、一番足の掴む力が強く元気な子に決めました。

(プラケースから脱出しようとしてました)

両サイドの子たちも大体同じくらいの生まれですが

比べるととりやすは少し小柄。

これはお母さん似のようです。(お父さんは大きい)

 

色々研究されているブリーダーさんで

羽色の遺伝の話など色々教えていただきました。

優しい感じの方で、最後お店を出る時に

「かわいがってもらうんだよ」

って言っていたのが印象的でした。

 

はじめまして。

とりやすです。

お迎えした時点で4~5週目くらい。

翌日には健康診断で「肉付きもしっかりしていて健康」と合格をもらいました。

 

最初の挿し餌は緊張でかあまり食べませんでしたが

その後は1日3回モリモリ食べました。

 

ブリーダーさんのお話だと

「回数も量も減らさなくても自分で食べなくなる。

 羽が生えそろったら止まり木の練習をしてケージデビュー。

 ケージデビューしてからも挿し餌をする感じで

 12月末~1月初旬には独り立ちできると思いますよ。」

とのことでしたが。。。

 

家に来た翌日から自分でごはんを食べ始め

挿し餌はなんと4日間で終了。

11年ぶりの挿し餌にオロオロしつつ

かわいいと思っていたらあっという間に終わりました。

 

怖がることなく何でも遊ぶ子

ぬいぐるみとプロレス

 

隙をついてケージから脱出

ひなた君にごあいさつ?

ひなた君は興味あるのか無いのか微妙なリアクション

 

昼間ケージの練習をさせていたら

朝、プラケースから出せと暴れるようになったので

早々にケージデビューしました。

35年前からご健在のロマンスイング(ブランコ)にも乗りました。

(プラスチックを齧ってしまうので、撮影後に撤去しました)

 

初めての日光浴

眩しいのイヤだったかな・・・。

 

サザナミインコのお迎えは初めて。

・おとなしい

・不思議ちゃん

・静かだけど呼び鳴きはうるさい

獣医さんからは

「本性を出したらすごいよ~。あと飛ぶのが下手」

と聞きました。

 

今の所感じたことは

 ・基本おとなしい。怒らない。強く嚙まない。

 ・鳴き声は優しくて静か

 ・好奇心旺盛

 ・動きがすごくゆっくり(たまに早く動く)

運動神経がいまいちで、慣れるまでは超バリアフリーなケージにしています。

これからどんな子になるのかな。

 

佃さんがいなくなってからひなた君が一人でお留守番が苦手になり

他の部屋にいると呼び鳴きがすごく

ひなた君なりのストレスを感じていたと思います。

とりやすをお迎えした一番の理由はそれです。

でもとりやすにも幸せになってもらいたいです。

 

これから二人とも少しずつ慣れてくれればなと思います。

 

 

ひなた君半年ぶりの健康診断でした。

便検査異常無し!

尿検査異常無し!

薬で肝臓のコントロールはできているようです。

フォーミュラーALは食べなくなってしまいましたが

マリアアザミが良いのかな??

週5日飲んでいた薬を週3日に減らしてみることになりました。



つっくんがいなくなってからは

1人でお留守番が苦手になりました。

Webカメラで見ていると

食べない、飲まない、寝ない、動かない直立不動です。

部屋に人が居なくなると呼び鳴き。

ストレスが身体に出ているわけではないけど

ほとんど1人になった事が無いので不安なんだと思います。


つっくんと仲が良かった訳ではないけど

11年隣にいた子がいないので仕方ないかなと。。


たまにつっくんに挨拶しに行きます


先生とつっくんの話をしました。

つっくんがベビーの頃からお世話になっている先生です。

色々病気がある中でもつっくんはいつも元気で、自分の人生を全力で生き抜いたね。

腹膜炎を起こして腹水が溜まった時点で多くのインコは亡くなるけど、その後あんなに元気になるなんて10年に1羽くらいのすごい子です。

最後の数ヶ月はギフトでしたね。

って褒められました。

本当にミラクルつっくんです。


ひなた君とつっくんの初対面です。

かわいすぎやしませんか??


こんなに可愛いつっくんと一緒に過ごせたのは奇跡です。
私はまだ完全に元気にはなれませんが
つっくんを見習って徐々に元気になろうと思います。

 

2023年11月11日11歳で佃さんが旅立ちました。

みんなに愛された佃さんでした。

ありがとうございました。

 

 

ここからは自分の覚書になります。長くなります。

肝臓疾患、腎臓疾患、腹水の病状の記録がありますので

興味がある方はご参考までに。。

 

 

8月の初めに血便と少しの嘔吐がありました。

それでもいつも通りに過ごしていたのですが、

心配だったので急遽病院へ連れて行きました。

 

触診し、腹水が溜まっているのでレントゲンでお腹の状態を確認したいとの事。

レントゲンは初体験でした。

結果

・肝臓肥大が見られる

・骨はエストロゲンの影響をやや受けているけど大丈夫

 鳥の骨は軽い構造なので通常スカスカして写るけど、

 発情でエストロゲンの影響を受けるとレントゲンで真っ白に映るそうです

・精巣はおそらく通常の大きさ

・腹水が溜まると腹水に腸など内臓が浮かんでいる状態なので、血便なども出やすい

という事でした。

 

いつもの肝臓の薬に抗生剤をプラスして経過観察になりました。

 

家に帰ると左脚の動きが悪く、しっかり握れなくなりました。

ビックリしましたが、翌日にはいつも通りに治りました。

後で先生に聞いたところ、

腹水で骨盤周りが圧迫されると脚の神経に影響が出て

脚が動かなくなる事があるそうです。

 

それと

・腹水が溜まっている状態でお腹を強く打つと即死の可能性がある

・カゴの中にいれば安全だけど、閉じ込めておくことがその子にとって良いことなのか・・・

 そこは飼い主さんの考えもあると思います

・放鳥するときは、クッション等で受け止められるように

というお話もありました。

 

その後、腹水はまだ残っているけど減ったので

抗生剤が効いた。。という事は

肝臓が何かの原因で炎症をおこし急性肝炎のような状態

とのことでした。

 

 

投薬を続けながらお腹の状態をみていると

換羽期に腹水が溜まり、

元々36~37gが適正体重でしたが

9月中頃には43gに増え

その後減ったりを繰り返していました。

佃さんの場合、換羽が月1回くらいのペースでくるので

その度に体重は上下しました。

 

腹水が溜まると思うように飛べなくなります。

身体が重いという事もありますが、

身体に溜まっている腹水が飛ぶことで全身に動く事で

心臓などの臓器を圧迫し、呼吸が激しくなります。

腹水で常に心臓に負担をかけている上にそのような事があると

最悪心不全になる可能性もあるといわれました。

 

佃さんも調子が悪い時は

ちょっとパタパタ飛んだ後でも呼吸が荒くなりました。

 

幸いな事に外に出ないとストレスになる性格では無かったですが、

朝夕の体重測定はいつも通りやって(その後もらえるおやつが楽しみ)

たまにひなた君のケージを覗きに行くくらいの放鳥はしました。

 

長距離は飛ばないけど、パタパタする度にヒヤヒヤものでしたが

何もかも制限するのもかわいそうなので

部屋中にクッションを置いて準備しました。

 

その後は9月中に一度嘔吐したけどすぐに復活。

 

なんとなく調子が悪そうな日

・寝てる時間が長い

・足やお腹、お尻を気にする

 (身体に違和感がある)

・飛んだ後の呼吸が荒い

 

調子が良い日

・あまり飛べない以外は普段と変わらず

・腹水が減ってる時期は飛んだ後も楽そう

 

そんな日々を繰り返していましたが、

食欲だけはずーっと落ちずによく食べました!

これが佃さんの強みだったと思います。

 

途中から「ヘパアクトSリバイン」という犬猫のサプリメントをあげました。

マリアアザミの成分が肝臓に良いそうです。

水に入れたらすごくまずかったようで、

「なんですかこれは?!」ってすごい顔をされたので

ごはんにかけてあげました。

これが良かったのか、10月半ばくらいからは調子が良い日が多かったです。

診察で先生も

「この年であの状態からこんなに元気になるなんて!」

とビックリされていました。

 

足の裏から出血したことがありました。

腹水が溜まって体重が増えると足に体重がかかり、

タコのようなものが酷くなると出血します。

対策として伸縮包帯を止まり木に巻いたのですが

これに佃さんが怒る怒る。。。

体調が悪いのにストレスが増えるのは良くないので外しました。

代わりに彫刻刀で止まり木をデコボコに削って対処しました。

 

10月後半には数ヶ月ぶりに水浴びもしました!

元々週2、3で水浴びをしていました。

本人もうれしそうにパチャパチャやっていて

見ているこっちも嬉しくなりました。

水浴び後の乾かしタイム

 

亡くなる3日前の夕方まではすごく元気でした。

夜のおやつの後に

いつもならおかわり2回とお夜食まで食べるのに

その日は爆睡していました。

 

次の日はいつもより食欲が無さそうでしたが

一応食べてそれなりにうんちも出ていました。

 

その次の日は昨日より食欲が落ちていて、うんちの量も少なく

気になったので病院に連れて行こうと電話をしたところ、

いつもならやっている日なのに「小鳥の診察だけお休み」との事。

小鳥の先生に症状を伝えていただき、折り返し電話が来ました。

「そのような状態が数日続くと思うけど大丈夫なので、次の予約日に来てください」

と言われました。

「心配だけど大丈夫なんだ。」と思いました。

 

でも翌朝、ごはんをあげると喜ぶけれど殆ど食べていません。

大好きなみかんの皮とオーツ麦くらいしか食べません。

やっぱりおかしいと思い、13時予約で病院へ連れて行きました。

 

ぐったりしていて、待合室で嘔吐。

そのまま死んでしまうかと思ってドキドキしました。

 

診察の結果

・腹水はかなり抜けていて良い状態

・精巣腫瘍が大きくなったのか?

 精巣の前にある胃が押し出されている感じ

・それによって胃が気持ち悪くて食べられないし吐く

という事でした。

 

前にもらった吐き気止めが家にあったのですが

以前飲んだ時は異常行動をおこし、

すごくハイテンションになってしまったことがありました。

ただ、今の状態では吐き気を抑えるのが先決なので

それを飲ませてくださいと言われました。

・脱水症状もあるから点滴で入れることもできるけど

 家に帰ったらすぐお水を飲むと思うので飲ませてください。

・2日間はプラケースで安静に。

・2日後に病院に電話で状況を連絡してください。

・薬が効いて吐き気がおさまれば食べられるので元気になりますよ!

と言われました。

 

帰ってからお水を飲みました。

その後また吐きました。

また飲んでまた吐きました。

2時間待っても薬が効かないのか効いてるのか?

ごはんを食べることはせず

たまに頭をいろいろなところにグリグリ押し付けたり

たまにパタパタはばたいたり

寝たり動いたりを繰り返していました。

 

18時頃、汚れたプラケースを掃除。

吐き気はおさまったようですが、状況は変わらず。

「でも先生が元気になるって言ってたから大丈夫だ」

と思っていました。

 

掃除が終わって19時半頃。

夕飯の支度をしていたら、佃さんがバタバタ暴れました。

どうしてあげたらいいんだろう。。。

スプーンでお水やパウダーフードをお湯で溶いた物を口元にやってみましたが

食べたり飲んだりする事もなく

苦しいのかパタパタ羽ばたいたり、

弱々しい声で鳴いたりを繰り返しました。

プラケースに戻そうとすると、いやがって抵抗しました。

 

私はこの時点で、「もう終わりかもしれない」

と思いました。

あとは最後までしっかり見送ってあげるしか無いと思いました

この日はいつもなら家にいない同居人が休みで家にいました。

二人で交代でつっくんをだっこして

最後は手の中で見送ることができました。

 

元気な時も具合が悪い時も支えてくれたひとみ子

 

 

亡くなる3日前まではすごく元気に過ごしていて

「腹水が残っているままでも年越しできるのでは?」

と思ったくらいでした。

大好きなご飯もたくさん食べました。

じゅん散歩のオープニングを見て「チリチリチリ!」と騒ぐ日課も金曜日までやり切りました。

腹水でお腹が膨れた時、

お尻のウンチがすごかったのでお尻周りの羽を抜いたのですが

これも綺麗に生えそろいました。

お顔にあるゴマも換羽で抜けましたが、最後は6個綺麗に揃いました。

尾視線の過形成でぶら下がっていた物も取れました。(少し残ってましたが)

羽は全て綺麗に生えそろい、ここ最近で一番美しい姿でした。

 

8月に佃さんが体調を崩した時、

8月の私の誕生日プレゼントに

「佃さんを元気にしてください」と願いました。

これが少し叶ったのでしょうか。

丁度私は家にいる事多い時期で、

最後の3ヶ月は沢山の時間を佃さんと一緒に過ごすことができました。

病院へ連れていく事と薬をあげる事くらいしかできないので、

「日頃から良い行いをしたら佃さんが元気になるかも?」と思いそうしました。

 

11歳11月11日 というキリのいい日がその日でした。

 

ふと自分のブログを読み返してみると

つっくんは子供の頃からひなた君が大好きで追いかけまわしていました。

強い目力と自己主張、元気でたまにあざとい。

つっくんは最初から最後までずーっとつっくんだったんだって思って

笑ってしまいました。

 

最初に「肝臓と腎臓に注意」と言われたのが3歳の時。

飲水量が多く、おしっこに腎臓の細胞壁のキラキラした物も出ていました。

6、7歳の時は肝臓と腎臓の尿検査でややひっかかり

肝臓の薬を飲み始めたのはこの頃かと思います。

その後はずっと元気に過ごし

9歳頃から「ろう膜がカサカサしているから精巣腫瘍の疑い」と言われました。

今にして思えばいろいろ問題ありな身体でしたが

明るく活発で細かいことは気にしない性格の佃さんだったので

最後に腹水が溜まるまでは病鳥という感じはしませんでした。

この身体で11歳8ヶ月。

人間で言うと80歳近いおじーちゃん。

元気で生き切った佃さんは本当にすごいミラクルバードだと思います。

そう言えば今年3月3日の佃さんの誕生日に目玉焼きを焼こうと卵を割ったら

双子卵が2つ出たというミラクルもあったなぁ・・・。

 

とても寂しいです。

でも、

亡くなる前の3ヶ月間一緒に過ごした時間があって

家族みんながいる中で

手の中で見送ることができて

痩せる事も無く羽毛もきっちり生えそろい

つっくんは最後までやりきった上に

11歳11月11日

更に四十九日が12月29日でひなた君の誕生日!

というキリの良い日を選んだんだなと思うと、

大きな後悔も落ち込む事も無く

葬儀の日は雲一つ無い晴天で

本当に100点満点なつっくんでした。

 

ありがとう

かわいい

大好き

愛してる

これだけです。

 

 

最後に撮った写真は亡くなる前日の夜

やっぱりひなた君を追いかけていました。

 

 

ひなた君は最初寝たままの佃さんを不思議そうに見ていました。

骨壺を見て首をかしげていましたが、

佃さんの写真を見せて

「これはつっくんだよ」

と説明したら何か腑に落ちたような顔をしていました。

一人でお留守番する事もあるけど

今のところは大丈夫そうです。

 

私もまだ佃さんのいない生活に慣れていないし

ふいに涙があふれ出る事もありますが

つっくんのお陰で早めに復活できそうです!