世間は4連休だというのに
なんの計画もしていないわが家。
中学二年の娘は友達との約束と部活が忙しくて
家族どころではない様子。
それもまた、いいね。
平均よりも身長が小さくて
ちまちま歩いてわたしの後ろを歩いていたのに
今ではわたしよりも冷静な目で世間を見て
わたしの話しをうんうんと、ただうなずいて聞き
「もう終わった？」と言わんばかりの顔で聞いているかと思いきや
肝心なところではナイスな掛け合いをしてくれる。
もう、一人前の人だなあと感心するばかり。
いや、子どもだからさ思考の面や経験値の面では
まだまだ幼いんだけれど
それでも彼女のいいところは素直だということ。
だから、言われたことは即実行し形にする。
この素直さをいつまでも磨き続けて欲しいと
親は祈るばかりです。
⭐︎
マスクをしていないと入れないお店とか
県外の人は入店できないお店とか
沖縄にもそんな感じのところがありまして
観光客も増えているけれど
お店にも事情があり
みんなそれぞれ事情を抱えて生きているんだなあと
閉店していくお店が立ち並ぶ国際通りをニュースで見て
冷静になる。
観光業が多い地域は２０２０年大打撃を受けて
それでも革新していく企業もあって
結局のところ、日ごろの考え方やバイタリティー
人間関係が大きく左右する。
会社員だから安心していられる時代でもなく
そうなると精神的にも不安になるけれど
自立という面で考えると幾つだろうが
どんな状況だろうが自立することは大切になる。
精神面で自立しないと
依存する。
依存関係で居続けるとどこかで精神が破綻する。
家族だろうが、仕事だろうが
大切な関係だからこそ
依存するのではなく
きちんとどこかに「自分」というものを持ち
人生のカギを誰かに渡してはいけないな、と感じる。
わたしが知っているある組織では
トップ層の中に詐欺師のような人がいて
マインドコントロールで組織を形成している。
それは分かるひとにしか分からないんであろうなあと
遠目から見ているけれど
人の心は何か大きな事件や出来事が起きたとき
いとも簡単に崩壊し、依存できる何かを見つけ
どっぷり「自分」を失い「誰か」に人生のカギを渡してしまうんだ。
大きな事件とまではいかなくても
「自分には何か足りない」
「自分はもっと遠くまでいけるはずなのに」
「こんなくすぶっている場合じゃない」
というマインドでいるときも
「あなたを理想の世界まで連れて行ってあげるよ」
という声をあげるところに弱くなってしまう。
だから、わたしは大々的に鑑定の募集をしない。
せっかくの出会いを依存関係にしたくないからだ。
継続しているクライアントさんとはこまめに連絡をとるが
まるで友達。
そして、この気持ちいい距離感を一緒に共有してくれる。
わたしの弱みも見せられるし
相手の弱みも分かり合える。
「わたしがあなたを導きましょう」
というやり取りも鑑定内容もおくらない。
陰極まり陽となす。
極限まで落ち込んでもう死にそうという人は
わたしに相談なんてしてこない。
その人を助ける極めつけの一言をわたしは言わないから。
「大丈夫、わたしがあなたを助けるよ」
違うんだ。
自分を助けることが出来るのは
自分だけなんだ。
落ち込んだそのときは、ただ一緒にいてくれて
うんうんとうなずいて話しを聞いてくれる人が一人でもそばにいれば
死のうとは思わないのだから。
だから大切なことは自分のカギを誰かにゆだねては
いけないんだ。
それぐらいマインドコントロールは怖くて
そこらじゅうに転がっている。
テレビのCMも街中の宣伝もすべてそう。
沖縄に引っ越してきてわたしの購買意欲は激減した。
なぜならCMや宣伝を目にしなくなったから。
見渡す限りの青い空や海や森しかない。
そこに大切なひとがときどきいてくれて
わたしの話しをただただ、うんうんと聞いてくれる。
たくさんの化粧品を処分し
あらゆる家具も洋服も書類も処分し
最低限のものだけをもって引っ越した。
不足感をあおられるような生活とはさようなら。
そうやって、今も毎日毎日
鎧を脱ぎ続け
そぎ落とし、自分の人生と向き合う。
きっと死ぬまで本来の自分に戻っていくことに
真っ直ぐに生きていくんだ。
カギは自分で持ちながら
ただただそぎ落としていく。
そうやって最期を迎えたい。
さて、４連休でいろんな予定がある人も
なんの予定がない人も
たくさんの感情を味わって過ごしていきましょう。
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