羊蹄山の麓に、
美味しい野菜の産地として有名な
真狩村(まっかりむら)があります。
ここにミシュラン一つ星を獲得した
オーベルジュがあると聞いて
行ってきました。
名前はマッカリーナといいます。
ホテルには
自由に使えるバーカウンターがあり、
宿泊者以外は誰もいません。
良い意味でほったらかしなので、
とても居心地が良いです。
レストランは真ん中に厨房があり、
ガラス張りで中が見えるようになっています。
シェフは中道博氏。
NHKでも紹介された三つ星レストラン、
札幌モリエールのオーナーシェフです。
まずシャンパンで乾杯!
J.ラサールの2007年ミレジメです。
華やかで熟成感からくるコクがたまりません!
前菜はホッキ貝やアワビ、
フォアグラやキャビアが
色とりどりの野菜で彩られた一皿です。
そして真狩と言えばこれ!
グリーンアスパラです。
まだ時期が早いのでハウスものですが、
甘く瑞々しい!
スープは雪の下から掘り出したニンジン。
濃厚です。
お魚はマスのソテー。
そしてメインのお肉は、標茶牛。
北海道らしく行者ニンニクや
山わさびが添えられています。
赤身でサクサクしていて美味しい!
デザートの前に、
灰の中で3時間じっくり加熱した
メークイーンと栗カボチャが登場。
これも真狩の特産です。
しみじみと野菜の旨みや力強さが感じられます。
赤ワインを飲みながら、
ウォッシュと山羊のチーズ。
旨い~。
デザートはチョコレートムースとキンカンのシャーベット。
翌日が誕生日だと言ったら、プレートを飾ってくれました。
味付けはごく薄く、優しく、
素材、とくに野菜の旨みを極限まで追究したお料理でした。
今度は夏にしか味わえないテロワールというコースが食べてみたいです。