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社会とのコンタクトポイントの一分野として経済・株式市場をとらえ、分析する過程で資産運用力を磨き、人間として深い「知」を獲得しよう

やっと米中間選挙とCPI発表が終わりました。イベント消化で株価も為替も動きやすくなりました。

場面転換も予期され、今後にも注目です。

それにしても、バイデン政権を継続させたい勢力の存在が今回も仕事をしましたね。

実によくできた作戦だな、と思います。

バイデン政権を勝たしたかった側はこれまでどおり、練り上げたストラテジーを実行し、ある程度、成功しています。

 

バイデン政権といえばオバマ時代から「再生可能エネルギーの推進」が政権推進の核心です。

さかのぼればこの構想はクリントン政権のゴア副大統領あたりから脈々と続いています。

彼らの政策はすでに巨額のビジネス資金を動かす原動力となっているので、いまさら別のビジネス軸にはうつし得ないことでしょう。

 

「環境なんて、そんなのカンケーねえ!」的なリアル・ビジネスマン トランプ氏に政権を奪還されてしまうと、環境ビジネスに巨費を投じて走っている人たちは大損です。

 

なので2020年のいわゆる「盗まれた選挙」以来、ブルー応援側はトランプつぶしに躍起です。この中間選挙の際にも徹底的に「国民的支持がある、なんてトランプの妄想にすぎない」という印象醸成に持っていこうとしている感があり、キャスターたちの口調はトランプ妄想をからかったり、皮肉ったりという傾向が強いですね。

 

ちなみに安倍元首相の残念な亡くなり方と事件の発生タイミングを米中間選挙と絡めて考えてみると興味深い伏線を感じます。トランプ支持者には宗教組織の力もつよいといわれていましたから、それを何としても力なきものにしたかったのではないかと思います。容疑者の6発の弾が命中したとする見解には諸説言われており、素人目にもあの距離から相手に致命傷を負わせることは不可能とみるのが妥当に思えますが真相はやぶの中・・・。

 

ま、それはともかく、米中間選挙が株式市場や為替動向にも一定の影響を及ぼしていたわけで、イベント消化を受けて、「株価さえ上がっていれば、米国民も選挙の結果には拘泥しない」という2020年バイデン政権誕生の時に見た、同じ光景が目下も展開しており、この流れが続くとトランプ氏の戦い方に感じるある種の郷愁は過去の幻のように薄められていくことでしょう。もちろん、意図的にです。

 

もはや、アメリカは完全に巨額ビジネスの推進によってサイレントピープルの国になってしまったなという見方もできそうです。

 

今回の株価爆上げの起爆装置としてCPIの数値が効いている点でも、緻密な計算がなされた結果と見ることもでき、バイデン政権の背後にいるビジネスマンたちのホンキ度がいまさらながら感じられます。

 

 

さて、本日の表題ですが、「基本に立ち返り、自分は××を推進する」ということを日々、確認し、心に刻んでことにあたれば道を外さない、ということについてです。

 

例えば、今回、炎上している岸田現首相と近い法務大臣の失言問題。デイリー新潮が以下のような記事を出しています。

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東大法学部を出ていながら、死刑執行命令書にサインする重みをまったく分かっていない。もはやこの大臣の元では、死刑執行が不可能な状況に陥りました」(法務省関係者)。葉梨康弘法相の失言に、永田町ばかりでなく法務省内からも「辞任すべき」という声が飛び交っている。

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葉梨法務大臣の発言内容をメディアで知った時、「あ、やっちゃったな」と思いました。

この発言は葉梨法務大臣のいつわらざる仕事への感想だったんでしょう。

しかし、氏には見えていない部分があったといわざるを得ません。

 

例え、身内の会合でも家で奥さんにいうような話を公的な場所で言ってはいけない。これは役職者の基本です。

なぜなら、役職者、特に大臣などという立場には敵味方関係なく、ものすごい嫉妬が渦巻くものだから。

ちょっとでも突かれそうな発言をすると「あいつを引きずりおろせ」というスイッチが入ってしまう人が少なからず存在するのです。

 

恵まれて生きてきた人、美貌の人、勉強のできる人などは人に嫉妬する機会は少ないと思いますが、フツーの人の中には「あんな奴より、自分の方がずっとふさわしいのに・・・・」と怨嗟の気持ちを抱き続けている表面羊がたくさんいるのです。

 

葉梨法務大臣が家で奥さん相手にこのような発言をしている分には問題とならなくても公的な場所で発言すべきではなかった。

これで表面羊を「あいつをおろせ」と騒ぐ本性真っ黒・嫉妬な輩に変えてしまった。

 

葉梨さんは人の裏をかくような人ではないだろうと思え、だからこそ、世間知らずにもこうした展開となってしまった。

 

葉梨さんのようにならないためには基本に立ち返り、役付きになればなるほど見えない嫉妬に用心しなければなりません。毎朝、心に唱えなければならないと思います。

 

お金の運用もそうです。

基本は運用でお金をなくさないこと。

無くすくらいならインフレで目減りしても預貯金口座に置いておくほうがマシ。

運用するなら、堅実にチャンスをうかがい無謀な投資をしないこと。

 

株式投資の場合を例にとると、いい銘柄の場合は基本ホールド、値下がりしたら買い増しです。

いい銘柄とは例えば商社株などに象徴されるいわゆる高配当優良株です。

いい銘柄は値上がりするため、程よい価格では売却してしまいますが、「あ」と気がついたら、売却後、なかなか買い戻すことができにくい価格になってしまっていることが多いです。

 

なのでいわゆる高配当優良株は株価が安い時に買い増しをし、基本、ホールドがいい。

高配当優良株を利確した後、冒険銘柄で失敗するケースがありますが間違いやすい落とし穴ですね。

 

通貨の場合は運用するなら流通量の多いドル円が基本です。

 

基本に立ち返り、自分は何がしたいのか、何を目標にしているのか、毎朝、基本に立ち返る時間を確保してぶれずに自分の目標に向かって生きていきたいものですね。

 

というわけで、名古屋証券取引所のウインターセミナーに登壇し、こうしたお話の続きをしたいと思います。お時間が合いましたらご来場お待ちしています。