祭りや地域のイベントで、お神輿に参加していて思うことがあります。これこそ、組織を作る上で必要な考え方でなかろうか。

仲間に入れて、皆んなで盛り上げる。

お神輿は、肩を入れて担ぐ人だけでなく、その先導者やその手前で声を出し笛を吹く人、後ろから押す人、担ぎたくてもなかなか入れない人を見つけて中に入れてくれる人、横で盛り上げ何かあったら手を差し入れてくれる人、馬を持って歩く人、足腰が痛く担げないけど半纏を着て一緒に歩いてくれる人、沿道や周りの観客、行く先々の御旅所の方々など、皆さんがそれぞれ役割を果たし、楽しんでいる。例え、そこに「なんだろう?」とあまり興味がない人がいたとしても、決してその人は邪魔したりヤジを言ったりすることはなく、むしろ手を叩き、その場が皆な、一体になる。

政治や会社の組織に、排除の論でなく御神輿の考え方を持つべきだと常々考えている。そういう人がトップに立てば、組織は生きる。逆の人がなったら組織は必ず衰退、縮小していく。負ける。あの人は応援に熱心でないから、あの人はめんどくさいから、あの人は一生懸命でないから、要らないね、辞めさせちゃおう、ではなくて。その人たちも含め誰もが何らかしらの役割を持ち、徐々に雰囲気を上げていき、いつの間にか皆んなが一体になる、そんな人が求められているんだろうと思う。

そんなことを書きながら、朝のストレッチをしています。