FXや株式投資の経験者が陥る罠 | 秋田洋徳のお金の学校

FXや株式投資の経験者が陥る罠

皆さんこんにちは

秋田洋徳です。

FXや株式の投資は取引に欲と感情が
入れば入るほどお金が減っていきます。

もっと利益が取りたいという欲や、
負けを取り戻したい、
損切りをしたくないという感情が、

無茶なトレードに繋がり、
結果としてギャンブルのような
状態になってしまい、

安定した勝ちから遠ざかったり、
時には大損してしまったりします。

その為、淡々と定めたルール通りに
トレードを継続することが
何より大切なのです。

私のスクールでも、
先ずは私のトレード手法を
完璧に覚えていただき、

ルール通りのトレードを行うことを
徹底するようにお伝えしています。

ただ、ルールを覚えるときには
気を付けなけなければ
ならないことがあります。

これは特にFXや株式の投資経験者の方に
多いのですが、
1回で全て覚えた気になってしまうことです。

経験があるゆえにさっと目を通した後、
練習もほとんどせずにいきなり
本番に進んでしまう方が見られますが、

ルールを聞いて知識を頭に入れることと、
それを実際に行って頭に定着させる
ことは全く違います。

小学2年生の時に覚えた九九を
思い出して欲しいのですが、
皆さんはどのように覚えましたか?

さっと目を通して、次の瞬間には
スラスラ言えるようになっていたでしょうか。

ほとんどの方はそうではないと思います。

何度も何度も呪文のように
繰り返し言葉に出して、
反復練習をしたからこそ
今でも忘れずに頭に残っているのです。

いくら頭のいい人であっても、
たった1回で全てを完璧に
把握するのは無理があります。

また、皆さんは
「エビングハウスの忘却曲線」を
ご存知でしょうか。

これは人間の脳の「忘れる仕組み」を
グラフに表したものなのですが、

人間は何かを覚えたとしても、
1時間後には56%忘れてしまい、
1日後には74%も忘れてしまうという
研究結果が出ています。

その為、さっと目を通しただけですと、
見た瞬間は頭に入っていると
感じるかもしれませんが、

それは一時的なものであり、
時間とともにどんどん忘れていきます。

ではこの抜け落ちていく記憶を
どのように維持すれば良いのかというと、

「復習をすること」です。

上記の通り、人間は覚えても
忘れてしまう生き物ですが、

復習をして何度も同じ情報を
脳に与えることによって、
知識が定着していきます。

曖昧に覚えたトレードルールで
取引をするほど危ないことは
ありませんので、

多少手間でもしっかりと
復習をして得た知識を
自分のものにしましょう。

本日はここまでです。
ありがとうございました。