世界には様々な国があり文化があり、
文化によって「価値観」や「考え方」
「常識」すらも異なります。
宗教による違いなどは顕著ですが、
日常生活から自分というものの捉え方まで
全く「違う」のです。
例えば欧米人から見ると日本人には
「アイディンティ」というものがない。
または「みんな同じアイディンティだ」と
感じられます。
欧米人は個々に自分の「アイディンティ」
というものを持っていて、
それを曲げて「人に合わせる」などという事を
しません。
「合わせる」時は、「合わせるよ」と
しっかりと明言した上で行われます。
「民主主義」などと日本でも昨今言われますが、
元来日本人は東洋人であるし、また。
文明開化までは、政治は殿様や、藩などに
任せていたもので、
平民はその中で自分の生活を作り過ごしていた
民族です。
その与えられた中で自分の人生とか、暮らしに
専念してきた民族です。
それが悪いとも言いません。
それが、東洋の良さでもありますから。
しかしながら、欧米人から見れば、それは
特殊な事なんです。
こういう面に関しては
例えば急に「民主主義。民主主義」などと言っても、
そのような民族性が消えるわけではありませんし、
個別の「アイディンティ」などというものに
関しては欧米人より、私の感覚では
日本人は皆。精神年齢が10歳は幼稚です。
イギリス人の10代の生活保護のパンクス達が、
コカインをきめて、熱弁して話す話題が
「政治情勢」だったり当たり前にします。
欧米に留まらず、アジアやロシアであったら
例えば社会主義国であったわけですから、
逆に日本なんかより。更にアジア的というか
人一人の人権なんてものが、
国家の前では大した意味を成さない中で
営まれてきた文化です。
いくらでも日々日常の自己意識や思想。
常識すら「違うんだ」というところから
始めるのが普通です。
上辺で言ったとしても、ヨーロッパ人なら
地続きで違う「言葉」と「文化」が隣接しています。
その分。自国の「言葉」や「文化」を
頑なに守ろうという意識も高いです。
オランダが安楽死や麻薬といったものに寛容で
あるとか、
（日本ではちょっと吸っただけで逮捕される
ものが、合法なんです）
イタリアに入った途端。昼間はランチが
メインディナーであるから、
デパートすら昼は閉店するとか。
スペインに入った途端。
スペイン人とカタルーニャ人の対立があったり、
アフリカからのイスラムの踏み絵として
イベリコ豚があったり。
マニアーナという夜更かしの習慣で、
小学生でも夜12時まで普通にTVで
「ドラえもん」を観ていたり。
etc..etc..
タイでは仏教国としての感覚から、
死んだら魂は仏となり、死体は只の物と捉えます。
だからフライデーの様な事故死体写真集が
そこらで売っていて、
OLのお姉さんがランチを食べながら娯楽で
見ていたり普通にします。
また。王国でありますから、
昔の天皇陛下の様に誰もが王を尊敬しています。
マレーシアはイスラム教国でありますから、
国境では戦争をしています。
例えばマレーシアではトランスジェンダーは
犯罪です。
私たち日本人が安易に他国の文化に関して、
「なんだありゃ」というのは、
ある意味。他国の人は日本人に対して言っています。
当たり前です。
更に、南米、アフリカ、中東。
「宗教国」を理解出来ないとか、
有色人種の捉え方を理解出来ないとか。
それは、貴方が理解出来ないだけです。
日本人として日本でしか生きた事がないから。
ナンセンスなんですよ。実は。
私はそういう事を身を以て体験するために、
これまで。世界20ヶ国のネイティヴの暮らしを
体験してきました。
まだ、世界全部ではありません。
さて。長くなりましたが、
そんな文化も考え方も常識も違う間柄で。
一つだけ。確実な共通言語があります。
何だかわかりますか？
それは。
「お金」です。
いいのか悪いのか？
あまり良くはないでしょうね。たぶん。
しかし「事実」です。
今のところ、それ以外にはありません。
最後に一つ余談を。
マハトマガンジーがインドについて
立ち上がった時にした事を知っていますか？
それは。
インド中を周って「各地域を見る」事でした。
世界中の人の気持ちがわかって。
初めて何かが出来るのではないでしょうか。
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平沢唯愛 空転寺 くうてんじ