「好き嫌いと理解と愛について」 | 平沢唯愛のゆあもでる。

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トランスジェンダー(MTF)テクノ歌手、平沢唯愛の公式ブログです♪

これは飽くまでも私が生きていく上での
指針であり、他者に強制するものではありません。

それを最初に明言しておきます。

例えば、そうですね、
最初は「音楽」を例えにしてみましょう。

よくいらっしゃると思いますが、

「俺はローリングストーンズが好きで、
プログレとか、パンクとか、ニューウェーブとか
アニソンとか、歌謡曲とか、ノイズとか、
ダンスミュージックとか、フォークとか、
さっぱり何がいいのかわからん。」

「さっぱり何がいいのかわからん」
というところに言及しておいて下さい。

私はこれを自分の中では「損をしている」
と、捉えます。

例えばアニソンならアニソン。
ノイズならノイズ。フォークならフォーク。
「それに心酔して大好きな人達」いるんですよ?

「貴方が良さをわからないだけじゃないですか」

私はこれを、勿体無いなあと感じます。
自分に於いてね。

それを愛している人が居て、愛に溢れたマニア
などまでいる「音楽」をわかろうともしないなんて。

全く私には信じられません。

ロックはわかるけど、ジャス、クラシック、歌謡曲、
現代音楽。良さがわからん。
私は借りにも音楽家として恥じますよ。

例えを変えましょう。

各国のネイティヴな文化に触れると、
まず異質なものとして登場するのは食事でしょう。

日本だけだって、長野にはイナゴ、蜂の子。
マタギ料理となれば、熊や鹿。
タイ料理でも、昆虫食は盛んです。
中国のカエル、犬、猫、亀のゼリー、
エスカルゴ、エスカリバダ。
幾らでもあります。

そんなに極端なものでなくても、
タイカレー。各地の味付け。
いくらでもあるはずです。

「私はこれは無理」と決めて怪訝そうな顔。

その国の文化に触れる気があるんですか?
現地の人は日々「美味しい」と食べている
ものですよ

美味しいと感じる人がいるならば、
その感覚を理解したいとは思いませんか?

全くその文化の人に失礼であるし、
文化を受け入れる気持ちなどない事は明白です。

そんな人はパック旅行にでも梅干し持って行って、
狭い自分の了見で一生終えて下さい(笑)

私は自分の感覚の領域を広げることが
ライフワークでもあります。

まあ、それはさておき。

「貴方がそれを理解出来ないだけですよね?」

さて。

ここからは、個人的な指針ではなく、
メッセージです。

「そんな人が、自分が理解出来ないものを指して。
あれは可笑しいとか、狂っているとか、
野蛮だ云々。ヘイトスピーチをするなんて、
ちゃんちゃら可笑しな事です。

自分の感覚の狭さと、知らないものから良さを
見出す感受性もなくて、
ヘイトスピーチをするなど、

世界的に見て「小ささ極まりない感受性の
終わった人間」にしか見えません。

さて、本題です。
「私はこれは好きだが、これは好きじゃない」

これは。好みです。

「好み。好き嫌い」は善悪ではありません。

しかし「それは正しい。間違っている」と
「自分が理解出来ない」事に関して、
公に述べるのは、「悪意」です。

正しい。間違っている。などというほど、
貴方はその事を理解しようとしていますか?

いえ。

はっきり言いましょう。
他者について。
その文化や営み、暮らしについて。

「正しい。間違っている」

などと発言するのは

本来「してはならない事」であると、

わからないですかね?

何様ですか? 全知全能の神ですか?(笑)ww

貴方が言っていいことは、

「好き嫌い」だけです。

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