瓢簞鯰 沼にいる鯰を瓢簞でどうやって捕まえるか? | 平沢唯愛のゆあもでる。

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トランスジェンダー(MTF)テクノ歌手、平沢唯愛の公式ブログです♪

おはようございます
浜松はまた雨です。

昨日は広島へのライブ演奏の帰りでした。
青春18切符で10時間^ - ^(笑)

10時間電車に乗り車窓を眺めながら、

私は「臨済禅」の公案のひとつ

「沼にいる鯰を瓢簞でどうやって捕まえる?」

というのを考えていました。

私はこれに私なりの答えをまだ持って
いなかったからです。

想っていました。

私はいまかなりトランスジェンダーとしての
基盤は成しました。

いつの間にかなんの躊躇もなく、
女性の服で、胸当てをして、髪長くて、
足出して、女性用のバッグ持って
ふつーに電車に乗ってる自分。

女性の格好でステージに立って、
お友達もたくさん。

皆んな私を「トランスジェンダー」として
その人なりにお友達として
普通に受け入れてくれています。
大事にしてもらい。可愛がってもらっています。

有り難い事です。
稀有な事です。

しかし、
帰り道10時間ぼーっと
車窓を眺めながら
私が考えていたのは。

とても個人的な事で、

私は3年前に治療を始めるに当たって、
Facebookの新アカウントを始めた時に

敢えて私が別けて強調し明言していたように

私が成りたいのは
「トランスセクシャル」なんですね。

いえ。名実共に女性になりたいんです。

鯰がぽちゃんと
沼から顔を出すのが見えました^ - ^

この公案。私なりの答えは、
まだうまく言葉の整理は出来ていませんが、

「沼にいる鯰を瓢簞でどうやって捕まえる?」

と問われれば、

「何故私が沼にいる鯰を瓢簞で捕まえたいのか。
その理由をきちんと知る」

と答えましょう。

さすれば、
見事瓢簞の中に沼ごと鯰は居るのです。

私はそれを携えています。

残念な事に携えた瓢簞をぽいっと捨てて
しまう事は今の私には出来ません。

なっていないもの。

経験していない事を捨てるのは
私の想像の範疇の外です。

持っていないものを捨てる事は出来ません。

それはなってみた私にしかわかりません。

「期はいつ熟すか」と問われれば、

「なってみた時」

「でもわかりません」

と、私は答えましょう^ - ^



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