12月1日。
山口市がクリスマス市になる初めの日。
山口県宇部市で開催されるクリスマスイベントは、
サビエル大聖堂にて、イエズズ会の皆様の深いご理解、
イ司教様の徳、天使幼稚園の可愛いい生徒たち、
100名弱の市民による絆の大合唱から幕開けだ。
今年で7年目を迎えたサビエル大聖堂での式典は厳かの中にも
イ司教様の暖かい笑顔で話される姿に心癒される。
イベント行委員会の面々は、
まるで勤王の志士を思わせる情熱と
そのままの意志の塊の様な篤き人達で集い、
プロジェクトは進む。
彼らの想いに突き動かされ、
とにかく同志の如く私の体に流れる熱き血潮は昇華する。
今年は、この機会に下関まで足を伸ばし、
10年目に実現したゴスペルシスターとの再会があり、
涙のうちに、この奇跡の様な多くの絆に感謝し、
鬼が笑う来年の再会を契り、
コンサートを待つ東京に戻ってきた。
12月5日は世田谷は、北沢タウンホールでのコンサート。
そのまま軽井沢高原教会へ伺い、6日は日曜礼拝と
ワークショップ開催。
突き動かされる様に唄い続けるゴスペルは小さな奇跡を沢山産む。
人と人を繋ぎ、大きな愛を運ぶ。
五感を頼りに人と出逢い、積んでゆく作業は
時に不安に陥り自分の稚拙な言動に罪を覚えることも多く、
赦しを乞う祈りも数知れ無いが、
ある日に、それは大きなミッションの流れの一部であることと知り、
感謝の涙に変わる事もある。
私たちの後ろにあるとてつもない歴史は、
未来をもそのまま取り込み、私たちを呑み込み進んでゆく。
1人1人が歴史の証人となり、それはまさしく石づえとなる。
まるで城壁を作る石の様に、
小さな石も大きな石も、無くてはならない石ばかりだ。
それは大昔から約束されたかの様に、
見えないとてつもない大きな力により私たちは絆を持ち、
愛を育み、静かに歩んでゆく。
これはまさしく奇跡だ、と私は思い感謝をせずにおられない。
有り難う、有り難う、と何回も心の中で繰り返す。