太陽と月を併せ持つ神 | 心に光を呼びます Padme★yuki

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誰の心にも、神様とのホットラインはあります。
いろんなもので隠れてしまってるだけです。
私でよければ、見つけるお手伝いをします。


太陽と天空の神ホルスです。
 
古代エジプトのホルス神は
ハヤブサの頭部を持つ太陽と天空の神で、
右目は太陽を、
左目は月を象徴していた。

以前、書いた記事の 盤古 
★こちらの記事です。『太一神』★
 
(右手の持ち物、注目~)

右目・左目の太陽と月は逆だけど
「あっちの神とウチの神は違うんだもん」
っていう主張で、
変更を加えちゃうのは、常。

なので、太陽神であり月神であるという神は
世界共通で存在するだろうと思う。

日本では、太一神。
『呂氏春秋』大楽篇では
道のこととし、
道は形がなく、名づけることもできないが、
強いて名づけるなら「太一」であるとし、
太一から始まり、両儀、陰陽、万物という宇宙生成論を唱えた。
また1993年、郭店楚墓から出土した竹簡『太一生水』に
太一から始まる
太一、水、天、地、神明、陰陽、四時、倉熱、湿燥、歳
という生成論が見られる。 

太一を天神の尊きものとし、
太一壇を設けて天一・地一・太一を祀っている。

太一は以下のものを指す。どれも同一視されることが多い。
 1.太極(たいち)
 2.北極星
 3.大日如来
 4.天照大神
    (wikipediaより)

ピンク字にした、
天一・地一・太一の3神・・・
以前、記事に書いた
出口応仁三郎の話を思い出した。
最高神のミロクの大神=月の大神がいる。
鱗はないが、青水晶のような龍蛇神の姿
天地を開くのに苦労していたところへ
閃光を放つ16本の角を生やした
日の大神(やはり龍蛇)
が現れて
天地を開いたら永久に日を照らすという約束をする。
そこへ、金色の龍蛇である国常立尊が現れて
世界を造る手伝いをさせてほしいと願い出た。
そこで、ミロクの大神は、国常立尊に
天地創造を任せることにした。


まず、天一
青水晶のような身体の神ではなかろうか?
この神は、金色の神が
水と陸を分けたあとに、大気を創る。
天空の神。
 
(写真は、浅草寺の天龍)

そして地一
仲間の龍を集めて
水と陸とを分けた金色の身体の神。
その後、それぞれの龍の子を産み
開いた世界に生命を増やしていく。
地母神。
 
(写真は、浅草寺の金龍)

そして太一
閃光を放つ16本の角を生やした日の大神
天地を分けたあとには、永久に日を照らすと約束した大神
 

しかし、この16本の閃光の神をアマテラス女神と見るのは
いかがなものかと思うのである。(何度も書いてますが)
アマテラスは、天皇を日本の絶対神とするために
古事記・日本書紀で創作された女神。
(古事記は、天武天皇・元明天皇の勅により書かれ
 712年(和銅5)に天皇に献上されたもの。
 日本書紀は、その後さらに変更を加えられたもの。
 天武天皇は、それ以前の神話などの文献を焼き払った。)

このシンボルは、日の大神。
これも、何度も記事に書いてるけど
シュメール文明から同じ紋章が出現していて
 
イラン・イラク戦争の頃
フセイン大統領がこの紋章の腕輪をつけていたのを見た記者に
「日本の天皇と関係が?」と聞かれたところ
フセインは
「この紋章は我が国の祖先、
 世界最古の文明を築いたシュメール王朝時代に用いていた
 王家の紋章です」

と答えたというのは、
日本の天皇はシュメール王朝の王家と関係がある
ということになるのではなかろうか?
(日本とシュメールの共通点を書いた詳しい記事


話を、太一神に戻しましょう。

太一と同一とされるものは
1.太極(たいち) と
2..北極星
3.大日如来

北極星は夜の星天の中心
大日如来は昼の太陽であり、天の中心
その陰陽が融合するのが
この太極
 ( ↑ の盤古が右手に持っているもの)
ということなのでは?

大日如来の憤怒相が、不動明王です。この2仏は同一です。
   
不動明王の背後の火焔は
不動明王が出しているのではなく
迦楼羅天(かるらてん)という不動明王の忠実な僕が出しています。
迦楼羅天の姿は
 
頭が鳥です。カラスと言われています。
だけど、鳥であるということは
エジプトのホルスと
共通しませんか?

常に不動明王と共にいて、使者・従者でもあるので
エジプトでは、迦楼羅天が太陽神とされてしまったのか?

そして、大日如来のwikipediaでの説明がまた興味深い。
大日如来は、無限宇宙に周遍する点では超越者だが、
万物と共に在る点では内在者である。
全一者であり、
万物を生成化育することで自己を現成し、
如来の広大無辺な慈悲は
万物の上に光被してやまないとされる。


要約すると
すべてのものの内側に『存在』しながら
すべてのものを『包む』のである。


こんなことは、万物の大神でなきゃでけへんファイル00740001.gif 

これは、上野の 摩尼山 真言宗 成就院
大日如来を中心にした三仏
 
脇侍として、向かって左に薬師如来、右に阿弥陀如来。
そして、左端に吉祥天、右端に多聞天、不動明王を安置。
(それぞれの詳しい説明はコチラ

薬師如来は、瑠璃光・・・瑠璃色は、青
天一ではないのかな?
阿弥陀如来の昧耶形(さまやぎょう)は、蓮の花

(三昧耶とはサンスクリットで
 「約束」、「契約」などを意味するサマヤ(samaya)。
 どの仏をどの象徴物で表すかが経典によって
 予め「取り決められている」事に由来する)

不動明王の脇侍・・・
 
左が制多迦(せいたか)童子
右が矜羯羅(こんがら)童子・・・蓮の花を持つ
 

成就院に一緒に置かれてる
吉祥天女と多聞天(毘沙門天)と
似てるよね?