君の青空、僕の太陽 35 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。







Side N






大野さんはベッドのヘッドボードにもたれかかって、膝を抱えて俺を見つめている。


ダメだ…カンペキにガン見する気だ…


そのやたら真剣な表情を見ていたら、さっきの風呂場で俺を追い詰めながら俺を熱く見つめて視線を離さない大野さんを思い出した。


まだ、身体が熱い。


そんな自分を隠したくて、服、着たのに…


俺は大野さんに向かい合って、シーツの上に膝で立った。


アイツの楽屋で、自分からシャツを脱いだときは…


捨て鉢な気持ちだったけど…


今は…



大野さんは同じ体勢のまま、俺をじっと見つめていた。



俺は、この人が好き…


普段ぼーっとしてて、

あんま喋んないくせに、


へんなとこ頑固で、


笑うと可愛くて、


おどってるときの色っぽい視線で俺をどきりとさせて、


うたう真摯な声で俺を泣きそうにさせる、


この人が、





頭が  お  かしくなるくらい…









好き…








もう、何も考えられなくなるくらい


俺を求めてほしいよ…






…俺も、わかったんだ。



あなたがアイツの前で俺に言ってくれたこと。



周りの人達が


俺たちを引き離そうとしたって


どんな言葉を浴びせたって




離れらんないんだ、あなたとは。





離れられるわけなんてない…





これ以上ないってくらい




             深く




深く




        つながって、



一つになりたいよ…



あなたと…



俺はタンクトップの裾に手をかけた。

薄い布地なのに、胸までたくし上げると部屋の空気に触れて少し体温が下がるような気がした。

頭を通して、腕にまとわりついたタンクトップをベッドシーツの上に無造作に落とす。


短パンも脱ごうとして、自分の身体の反応に気づいた。


ああ、信じらんない。


大野さんの前で服、脱 いでるだけなのに…


「ふふ、ニノ…なんでもうそんななってんの」


「…わかんない…」


本当は、わかってる。


この人に触 れられる予感に、喜んじゃう身体。


早く触ってって、我慢できなくて、自分を主張しちゃう…


「触 ってほしいんでしょ」


大野さんが目を細めて笑うから、こくんと頷く。


触  ってほしい…


もう、触  ってほしいよ…


「じゃあ、全部見せて、俺に」


俺は大野さんを見つめながら頷いて、短パンに手をかけた。