花火に夢中になってるニノは可愛くて、でも同時にちょっと寂しくなって、ニノをぎゅっと抱きしめる。風のない夜の暑さで、こめかみから汗が流れ落ちたけど、それに構わずニノの着ている甚平の襟の中に手を忍 びこませる。
「わっ、お、大野さん?」
ニノは焦って振り向いたけれど、俺の指はすぐにニノの敏 感 な二つの突 起 にたどり着いた。
(こ、こら、大野さん、何してんの、ダメ)
ニノが隣との境にある壁をちらりと見ながら小声で俺を制する。壁から覗き込まれたら、見えそうだけど、今のところそんな気配はなかった。
(ゴメン…なんか暗いし、お前かわいいしで)
きゅっとソ コ を摘 む とニノが身を縮こまらせた。俺を振り返って困った顔をする。
(大野さん、花火見よ?)
(うん、見てる見てる)
色とりどりの花火が夜空に咲き続けるのを横目で見ながらニノの体をま さぐ る。じっとりと汗ばみ始めたニノの体がびくっと跳ねて、俺の体の 芯 が熱くなっていく。
俺は、ニノの短パンに片方の手のひらを這 わせた。
途端にびくっと揺れる、ニノの白いうなじに目を奪われる。
花火が、背景になっていく。
(やっ、大野さん、そこはダメだって!)
ニノは俺の手に自分の手をかけて、動きを制しようとする。
そんなの、おいらには逆効果だっつーの。
もっとさ わりたくなんだって。
隣のベランダからはずっと何人かが話す声が漏れ聞こえていた。
(ニノ…静かにしないと隣に聞こえちゃうよ?)
小声で耳元で囁くと、ニノは目をぎゅっとつぶった。息が乱 れ始めている。
(だったら…も、やめ…)
耳に唇を寄せて甘く噛むと、ニノはベランダの手すりに片手をついて、もう片方の手で口元を覆う。
「やっ…ぁ…」
ニノが身をよじると、形を主張し始めた 俺 の に柔らかな尻があたって、もう止められる気がしなくなった。