小悪魔ちゃんの本気 hunt ☆ 20 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。







Side O






俺を見るニノの目が見開かれる。


さっき体を拭いてくれた時、ニノの丸っこい手が俺の体に屈託なく触れて…


その手の感触に、いちいち胸がぎゅっとつかまれるような感覚に陥った。


今日、このまま帰すなんてできないと思った。



今日、だけでいいんだ…



「…そばにって…」


「ずっと…そばにいてほしい…」


掴んだ手を離すと、ニノが行ってしまいそうな気がしてぎゅっと力を入れる。


「ずっとって…そりゃ、嵐さんだから、ずっと一緒にいますよ」


ニノは柔らかく笑いながら、冗談めかした口調で呟いた。


俺は首を振った。ニノは不思議そうに俺をじっと見つめる。



何て言やぁ、この気持ちをニノにそのまま伝えられんだろ…


わかんねぇけど…


ちゃんと、自分の言葉で言わなきゃ…



「今日、ずっと…そばに…ここにいて?帰んないで…」


「大野さ…」


「この先ずっと…なんて言わねぇから…今日、ここに…いてほしいの…」


俺の言葉にニノの表情に驚きの色が広がる。


俺は熱のせいでくらくらする頭を必死に抑えて、言葉をつないだ。


「前…ライブ前に…ニノがキスしてくれたとき…俺、体反応しちゃって…」


俺は言葉を切った。


「今は…なんでか…わかってんの…」


ニノは息を詰めて俺の言葉を聞いていた。


「…ニノが…好き…何もしねぇから…今日だけでいい…そばにいて…」


俺がその言葉を口に出した瞬間、ニノの瞳から涙が一粒転がり落ちた。



どうしよ…やっぱ、困らせちゃった…



そう思った瞬間、俺の眼前にニノの顔が近づいて、ニノの唇が俺の唇に重なった。