小悪魔ちゃんのわるだくみ☆ 1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

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嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


こんばんは、雪乃です。


もうすぐニノちゃんの誕生日♪


ということで、誕生日の君シリーズ(?)の続編として書きました。


タイトルからは「小悪魔ちゃんの本気hunt☆」の続編っぽいですが…(^_^;)


ただ、過去のをお読みになってなくても、今日の第1話にはあんまり関係ないです。


セカムズの5話のエピソードをちょっとだけ使ってます。




◆前書きのような言い訳 のような記事




◆「誕生日の君」今までの話




→去年の智くん誕生日の話
   
   
    
    ※ダイレクトに続いてるのはこちらから…です(*^.^*)




あと、本日よりアメンバー様募集再開しております(^-^) よろしければ☆


◆アメンバー様募集についての記事








ではでは…



リアル設定久々なので、温かい目で見てやってくださいm(_ _)m



























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Side N







「いいなあ…」


思わず言葉が口をついて出て、俺はテレビの前でひとり、自分に驚いた。



あの人の出てるドラマをなぜかもう一度見たくなり、休みの日の夕刻、だらだらと見ていたら、勝手に出てきたひとりごと。



画面はちょうど、社長が告白の言葉を吐いたところで、俺はリモコンの一時停止ボタンを押した。

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いいなあ…ってお前、何言ってんだ。



俺は内心ひとりごちると、自嘲するように笑みを浮かべて、中身のなくなったビールの缶を持って立ち上がった。



いいなあ…って、



あんなの、演技だろ?



最近…なかなか会えてなかったからって…



今日の夜、大野さんは俺の部屋に来ることになっている。



それだって、1ヶ月ぶりとか、そんくらい? だけどさ…


よく考えたら、仕事のせいとはいえ、ほっとかれてるよね、俺。



冷蔵庫から、新しいビールの缶を取り出して、テレビの前に戻った。



…ほんとにさ、



俺が、耳にするのに何年もかかった言葉を



こんな簡単に聞けちゃうんだよな、女優さんは…



プシュ、と小気味よい音を立てて俺は缶を開けた。

再生ボタンを押して、画面をぼーっと見つめる。



…いやいや、わかってますよワタシだって。



自分だって何回もそんなシーンを演じてきて、



仕事で演技する以上の意味なんかないって。



…だけど…



演じてるとき、



俺は、俺じゃなくて、
その役の人格で、



そいつが、好きだと言う台本ならば、



その人格のままで、相手が好きという感情を形成してくことはあって、



その人格のままで、それなりに本気で、好きだって言う。



だから…



やっぱり…



「いいよなあ」


また、するりと、言葉が口をついて出た。