君を瞳にとじこめて 5-1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ























Side O






開け放った窓から、鳥のさえずりが聞こえる。穏やかな風が、時折カーテンを揺らしながら、室内に吹き込んできた。


「やだ…大野さん…描かないで…」


「画家に向かって何言ってんの」


拘  束され、椅子に座らされた俺の王子は、顔を真っ赤にして、唯一自由な首を振った。


かろうじてユカタを着てはいるものの、前をはだけさせたから、体を隠しているのは、袖の部分の布と、帯しかない。

立てられた膝の間から、困ったように眉を寄せて、ニノはこちらを見ていた。その瞳は、今にも泣き出しそうなくらいに潤んでいて、もっともっと、いじめて困らせたい気持ちにさせる。


俺はペンを取ると、用意したスケッチブックに向けた。



もともと、俺だって描く気はなかったけど…



ニノの瞳を見て、気が変わった。


「いつも通り、まず顔からだよね」


潤んだ瞳を写し取る。


「やだ…やだ…やめて…」


ニノは懇願するような声で繰り返し呟いた。


「で、首んとこ…」


「はあっ…やだ…」


ニノは顔をのけぞらせて、うわごとみたいに言った。真っ白な首筋に目が吸い寄せられる。


「ふふっ…今鎖骨描いてる」


ニノに見せつけるように腕を動かす。


「だめっ…も…描いちゃやだ…」


ニノは目をぎゅっと瞑った。


「ここ、もうちょっといい色にしよっか」


俺は画材を置くと、ニノに近づいた。指先を胸に近づけていくと、ニノが焦ったように身をよじる。


「だめっ…ぁ…ぁあんっ」


脚を無理やり開かされて、肌を見られて熱がくすぶっているせいか、ちょん、とさわ  っただけでニノはびくっと反応した。


「っは…だめ、あ、あぁぁっ…」


両方をくにくにさわっていじめると、真っ白な体をピンクに染めて身をよじる。手  錠がガチャガチャと鳴った。


ニノの体の中心が頭をもたげてきて、俺は指先を動かすのをやめた。


「ここ、ダメだよおっきくしたら…描いてる途中なんだから」


「バカ!んなとこ描くなぁ…」


ニノは言っている最中に恥ずかしさがこみ上げたのか、真っ赤になって俺から目をそらせた。



はあ…



おいらの王子はすげぇ可愛い。



そんな絵…おいらが山田に描くわけないじゃん…



俺は椅子に戻って、またペンを構えた。