君は愛しのHis Sugar Babe 11 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ


























Side N






「じゃあ…行くね?」


「うぉーい」


身支度を整えて、潤くんの寝室を出る。

玄関へ続く廊下に差し掛かったところで、先に寝室を出てキッチンで作業していた潤くんがパタパタと慌ててやってきた。


「タクシー、呼んどいた」


「ありがと」


「気をつけてな?」


潤くんは俺の頭をぽんぽんと撫でた。


「潤」


俺が呼びかけると、潤くんは「ん?」と俺を優しく見下ろした。

その首に両腕を回す。


「ありがと…浮気してくれて」


「ふふっ…おかしいでしょ」


「うん…でも、ありがとね」


背伸びして、軽く、ちゅっとキスをする。


潤くんは、ふふ、と照れくさそうに笑った。


「さ、早く行きな。リーダー待ってる」


「うん」


玄関まで来て靴を履く。そのとき、潤くんは「あ、ちょっと待って」と言ってまたパタパタとキッチンへ戻って行った。

戻ってきた潤くんは、何かを俺に差し出した。


「これ、持って行ってリーダーと食べなよ」



タッパに入ったトマトソースパスタ…



「え…いいの? Jの分は?」


タッパの中身は、残ったパスタの全量っぽく見えた。


「いいんだよ、俺はまた作れるし。それに…」


潤くんは言葉を切って、照れたように目を一瞬逸らした。


「ここでお前に全部持たせる方が、かっこいいだろ?」


少しぶっきらぼうに言う潤くんが本当にかっこよくて、俺は「うん」と頷いて、もう一度彼の唇に、キスをした。











-終わり-