Kissからはじめよう 9 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ



















Side O





男とキスする趣味はない。



飲んでる間中、ニノの言葉がぐるぐる頭の中を回った。



やっぱり、



この想いは





消したほうがいいんだろうか…



手の中のグラスの紹興酒のロック氷が溶けて崩れる。



遠回しに、おいら気持ち悪いって言われてるみたいで…



それに、横山や村上には否定しないとめんどくさそうだったから



思わず「あり得ねぇ」なんて言ってしまった。



ぼーっと考えている俺に、侑李は笑顔でいろいろ話しかけてきた。


「今度一度連れてってください」



釣り…



ニノは…



ニノだったら…



侑李と話をしているのに、ニノが気になって仕方ない。



ニノ、船乗れねぇんだよな…



「いいけど…お前船乗れんの?結構揺れるけど」


言ってから、すぐに気づいた。



こいつ、そういうの得意だったな…





ダメだ…全部、ニノが基準になってる。





全部、ニノに置き換えちゃう…



程なく、ニノがタバコを買う、とフラフラと席を立って店を出て行った。マルが追いかけていく。



ニノ、顔真っ赤だった…



侑李は楽しそうに話し続けている。



帰ってこねぇな…



どこまで行ったんだろ…



侑李の話に相槌を打っていたけれど、心は上の空だった。



どうしよう、すげぇ心配になってきた…



「あの…俺もタバコ買ってくる」


断わって店を出ると、侑李が「俺も一緒に行きます!」と追いかけてきた。