また今日も君に夢中 1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。



こんばんは、雪乃です。


「Be My Baby」も書いているんですが、ちょっと息抜き(私の…)…ということで(*^^*)


何も余計なことを考えず、頭を空っぽにして自由に書きたいなーっと思ったらこんなものを書いてしまいました。

しかし、余計なことを考えず…の割に、この先の話でちょっと伏線張ってしまって(・・;) どうしようかな…


設定はギャグです(・∀・)
なので、たぶんコメディです。 たぶん…


深く考えず、どうぞ広いお気持ちでゆるーっと読んでください♡
深く考えるとツッコミどころ満載です(^▽^;)



では〜☆



























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Side N








『終わったよ。今から帰る』


大野さんからメッセージが来たら、40分後にドアが開く。だからそれまでに夕飯と風呂の準備をしておくんだ。


『お疲れ様』


メッセージを返して、俺は風呂のスイッチを入れると、下ごしらえしておいた食材を使って夕飯を作り始めた。


一週間の仕事が終わる金曜日。


今日も仕事で疲れてくたくたになって、精神をすりへらして帰ってくるだろうから、しっかり癒してあげたいな…



メシとか、風呂とか…その…後も…



俺…



お…奥さんだし…



そこまで考えて、自分でも恥ずかしくなって、手を止めた。つい、一週間前の金曜日の夜のことを思い出してしまう。


つきあって一年、
結婚して一ヶ月だけど、



あんなこと、初めてされたかも…



ぼうっとしていたら鍋が吹きこぼれた。



あぶなっ…



急いで火を消して、ほうっと一息ついた。



…これが、新婚さんってやつ…















「ただいまーっ」


「おかえりーっ」


鍋の火を止めて、玄関に小走りで駆けていくと大野さんは靴を脱いでいるところだった。


「ふふ、今日のエプロンも可愛いね」



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大野さんはカバンを廊下に置いて俺をぎゅっと抱きしめた。今日は黄色と白のエプロンだ。大野さんが買ってくれたやつ…


「かっ…それはよかった…ですっ」


ぎゅっと抱きつくと大野さんは、俺の頭を撫でてにこっと笑った。


「誰が買ってくれたの?このエプロン」


「お…大野さん」


途端にとんがる大野さんの唇。


「結婚したってのに…いつまで大野さんって呼んでんの」


「だっ…だってっ…あの…」


「智」なんて、照れるんだもん。

もともと大野さんとは会社の先輩後輩だったから、会社の元同僚達が遊びに来るときとか、聞かれたら恥ずかしいし…


「ん?カ、ズ?」


下向いてごにょごにょ考えていたら、大野さんが俺の顔を覗き込んだ。


「何か忘れてない?」


「あ、ごめん!」


俺は慌てて大野さんの唇にちゅっと口付けた。


「お…おかえりなさい…」


「ふふっ…ただいまぁ」


大野さんは満足そうにふにゃんと笑って俺をぎゅっと抱きしめた。


「風呂…沸いてるよ?メシももう出来る」


「風呂はあとにすっかなー。カズとゆっくり入りたい」


「え…ダメです」


「えーなんで?なんでなんで?」



だって…大野さん洗ってあげたら…



絶対、「次はカズんこと洗ってやる!」ってなるんだもん…



そしたら…もう…体中あちこち…大野さんの指が…



俺は素早くカバンを拾うと、「なんでも!」って言いながら、リビングに小走りで駆け込んだ。